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手振り蕎麦 |
茹でたそばを洗い水から親指に一口分絡ませて、水けを切って盛り付ける手の動作から「手振りそば」という。新潟県の小千谷市から十日町市にかけては織物の産地で縦糸の糊付けに海草のフノリが欠かせない。フノリを煮てノリ状にして打った「へぎそば」はこの手法で波の形に盛りつけられるので「手振り蕎麦」という。大きな長方形のせいろに一把ずつ並べた盛りつけと独特の歯触り、薄く青味がかったそばの色合いが特徴である。「へぎそば」の「へぎ」(片木・剥ぎ板から)は30×50センチ程の長方形の浅い箱に3〜4人前を盛る。*「へぎそば」の項参照 |
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