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包丁拾弐扱之図
 
そば切り包丁の初出。「そば切り包丁」の一般的な特徴である刃が柄の真下まで伸びた(柄が刃の中心付近まで侵入した)ものが、いつ頃から現れたのかについてはよくわかっていない。 元禄9年(1696)に書かれた「茶湯献立指南」という料理書のなかに包丁拾弐扱之図、すなわち12種類の用途別包丁がある。その中の包丁「蕎麦切」は「そば切包丁」として用途が書かれた初見であろう。 現在のような特化した包丁が出現するのは、文化・文政よりも後の、江戸・後期でも天保(1830年)以降か、または明治に入ってからではなかろうか。
 
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