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久好茶会記    松屋会記
 
茶湯や茶会の覚え書きが残されたのが「茶会記」で、そのもっとも古いのが「松屋会記」である。奈良転害郷に住む塗師松屋家の久政・久好・久重の三代によって天文2年(1533)から慶安3年(1650)までの約120年書き継いだ大記録である。この中の、二代目久好茶会記に、元和8年(1622)12月4日の奈良・郡山城での記録があって「そば切り(ソハキリ)」が登場する。「そば切り」が登場する史料の中でもその当時の実録としては、天正2年(1574)の木曽・定勝寺が全国の初見であり、慶長19年(1614)には慈性日記に書かれた江戸で、これに続く第三番目が奈良・郡山のこの茶会記である。*「松屋会記」の項参照
 
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