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配合割合説 配合比率説 |
江戸時代から議論になっている「二八そば」の語源の主たるものには、価格説 (二×八=十六文)と配合割合説がある。そば粉が八割でつなぎの小麦粉が二割の意味だとするのが配合割合説だが、はたして江戸時代の早い時期に、粉の総量を十割としてそれに対する二割を小麦粉にし、八割をそば粉で計量する現在的な配合計算をしたとは考えにくい。さらに、小麦粉(と塩)だけで作られるうどんにも「二八うどん」が登場していて、ここには粉の配合は存在しないのである。「二八そば」の語源は「二八うどん」の語源にも共通する必要がある。 |
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