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そば清
 
落語の演目で、上方落語の「蛇含草」が東京に移植され、「そば清」または「そばの羽織」と改題された。ウワバミがなめた「蛇含草」は消化(人間を溶かす)薬で、そばを大食いして草をなめた清兵衛さんは溶けてしまい、オチは「そばが羽織を着てあぐらをかいていた」。「川柳評万句合」明和2年(1765)に「道光庵草をなめたい顔ばかり」がある。道光庵は浅草・称往院の院内にあった寺で、そばが評判になってそば屋の如く大繁盛した事例がある。寺でありながら「そば」を目当てに集まる連中を詠んだもの。
 
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