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四文銭 (シモンセン)
 
江戸時代、そばやうどんなどの少額の代金は寛永通宝という銭貨で支払われた。初めは一文銭だけであったがその後四文銭も登場する。四文銭が登場したあたりからの値段をみると申し合せたように16文がベースになっていてさらに品書きに目をやると、具を乗せた種物(加薬)では、あられ・しっぽく・花まきなどは24文、天ぷら・玉子とじなど32文、(鴨や親子)南蛮・小田巻は36文、上酒(一合)40文、御前大蒸籠48文、などほとんどの品が4の倍数、すなわち四文銭の倍数になっている。裏に波型があったので波銭(ナミセン)と呼ばれた。
 
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