|
蛇含草 |
上方落語が東京に移植された例は多いが、そのなかに上方落語では「蛇含草」、東京では「そば清」(そばの羽織)という落語がある。「人間を飲み込んで腹が大きくなっ たウワバミが、そこに生えている草(蛇含草)を嘗めると腹が小さくなるのを見てその草を持ち帰る」という筋書きだ。一方、浅草に「道光庵」という寺があり、寺でありながら振る舞うそばが評判になり、まるでそば屋の如く大繁盛したという事例があって、「道光庵草をなめたい顔ばかり」と川柳にまでよまれた。いうまでもなく草は消化剤の蛇含草である。 |
[PC掲載ページ] so-h [Mobileのページ] so-h |