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切野蕎麦 キーノゾマ |
「焼畑」という言葉は、日本の各地に存在したさまざまな呼び名を総称的に付けた「造語」であるが、九州に多く見られるのはコバ、アラマキ、カンノ、キーノ・・などである。佐賀県神埼郡には焼野をキーノ(切野)といって、そこで採れたソバやアワ、イモなどにはキーノゾマ(切野蕎麦)、キーノアワ(切野粟)、キーノイモ(切野芋)などといった。熊本県の八代郡坂本村市の俣では、ソマコバ(蕎麦木場)、カライモコバ(唐芋木場)などといった。*コバ(木場、小場、古庭で焼畑) *ソマ(熊本や大分の一部でソバのこと:古くはソマムギ)*カライモ=薩摩芋。 |
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