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江戸見物道知辺 |
江戸見物道知辺は天明年間(1781〜1789)刊。大坂の砂場が江戸へ進出した時期やいきさつはわからないが、江戸に出店してからの記録はいくつかある。天明年間(1781〜1789)刊の「江戸見物道知辺」のなかに「浅草黒舟町砂場蕎麦」の名前が登場している。この他では、寛延4年(1751)の「蕎麦全書」では江戸の薬研堀に「大和屋大阪砂場そば」が登場し、安永8年(1779)刊の洒落本で、当時の江戸三景の賑わいを描いている「大抵御覧」のなかにも「砂場そば」の名が出ている。文章の内容から三叉中洲、すなわち今の日本橋中州町あたりであろう。*「大抵御覧」の項参照 |
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