20041230

2004/12/30 Thu
旅の終わり

コミックマーケット67二日目。今回は12/29・30の二日間だけだったので実質1日目が女性向け、2日目が男性向けみたいな配分になっていた。となると当然ながらエロ本書いてるサークルさんはこっちに集中するからヤマ場となり、回ろうと思ってチェックしたサークル数も(減らしたつもりなんだけど)53と過去最高。思いの外箱が大きくてそれだけで鞄が一杯になってしまった手土産とか朝飯として持ってくサンドイッチなんかを詰め込みながら、ホチキスで見やすく留めてあるチェックリストのあまりの無茶っぷりに半ば疲れを感じつつ、雨降ったりなんやらで多少余裕があった昨日とは比べものにならない混みっぷりのゆりかもめで東京ビックサイトへ。

06:00 06:20

天候によるものなのか参加サークルによるものなのか、はたまたその二つともなのかは分からんけど、始発で行ったのに最速列の大分後半に並ばされることに。まぁこの位置でも前回の冬とか夏に比べたらまだ前の方だからいいと言えば良いのかな。とりあえず無事に列の端っこを確保できたので座り込んで音楽聞いたりぼーっとして時間をつぶすことに。冬場だとか昨日晩ビール飲んだのとか現在進行形で烏龍茶を飲んでる影響で便所に行きたくなったのでCくんに留守を任せて用を足しにいったんだけど、前回は情報がなくて長蛇の列ができる常設便所に並び痛い目をみたことをしっかり覚えてたのでスタッフに聞いて臨時仮設便所へ。

07:57

うおおおおおおさすがにSUGEEEEEEEEEEEE!ざっと数えて50部屋あったんだけど、これ全部便所かよ!しかしまぁここまで来るとたとえ便所であってもメガストラクチャみたいな印象を受けてしまうなーとか感動しながら列に並んでたんだけど、この写真を撮るもっと前に進み具合から予想して20分ぐらいかかりそうだったのでここでこそPSPをば!とか思って取り出そうとしたまさしくその時、おれの目の前に並んでた人とその連れがNDSを取り出してバンドブラザーズ始めたので出すに出せず、手持ち無沙汰のまま順番待ちをすることに。ほんとどうでもいい所でおれ気弱すぎ。

そう言えば全然関係ないんだけど、ふと便所の単位ってなんだろうと思って調べてみたら「業界では1穴(けつ)と呼ばれてるそうです」とのことだったので、ほんまかいなーと「1穴」で検索をかけたらこんな検索結果が出てきて面白かった。結局この単位がホントかどうかは分かんなかったんだけど、仮設トイレを販売してる会社によれば「1台、2台」という数え方でいいみたい。

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詳しく説明はしないけどえらいことになってる仮設便所で用を足したらマクドでも買って帰ってやるかなーとか思ったんだけど、とてもじゃないけど30分待っても買えるかどうかぐらいの混み具合だったので諦めて待機列に戻った。8時過ぎごろにCくんは「おれサークル入場するからー」と列を離れていってしまったのでひたすらルミネスで時間つぶし。

12月頭にNDS・10日遅れでPSPが発売され、どっちも無線通信機能を備えているからコミケの入場待ちでは対戦相手なんか腐るほどいるだろうしさぞかし大活躍だな!と予想してたんだけど、フタを開けてみればNDSで遊んでるやつは確かにちらほらいるんだけど探したらやっと見つかるぐらいの人数で、PSPに至っては今回のコミケでおれ以外にたったの1人しかやってるひとを見つけられなかったと言う体たらく。じゃあみんな何してたのかって言うと一番多かったのは普通にGBA(またはGBASP)で、次点はポータブルオーディオだった。新ハードが浸透するにはまだ時間がかかると言う事なんだろうけど、こう言う現状をみるとやっぱり潤沢なソフト資産をもつNDSが強いのかな。あと下馬予想ではNDSプリインストールのピクトチャットがコミケ入場待ちとか徹夜組の間でまさしく神のごときパワーを発揮するんじゃねぇかと予想してたんだけどそうでもなかった感じか。このへん多分単なる普及率の問題だろうと思うので、次の夏コミあたりではGBAだったひともNDSに乗り換えてるだろうから面白いことになってるんだろうなーとか。

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お天道様も空高く昇り始めた頃、ようやく列移動の指示が。

09:25

あー!天気が良いってスバラシイ!ホロリ。

昨日は連絡通路と東館の結合部分ぐらいと言う好ポジションで開場待ちだったんだけど男性メインの日は流石に無理かーとか思いながらビッグサイト入口で気持ちを昂ぶらせていたんだけど、そう言えばおれは男性メインの日は一度の例外も無く必ずここで開始のアナウンスと拍手を聞いてるじゃないかと気付いた。

参考

当然このおれが写真撮ってる場所から前にも後ろにも長い列が出来てるんだけど、その中で全然狙ってない(というか狙ってもなかなかできるもんじゃない)のにスタート時に必ずこの入場口前にいるってのは、女性向けの1日目は過去三回ともバラバラの場所からスタートしてたのを考えるとなんか興味深いな。そしてこの三枚ともおれ一人で並んでたと言うことにも気がついてアレ。なんだかんだで毎回サークル入場してますねCくんは。うらやましくなんかないけどね!これっぽっちも!

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ここを買い逃したら来た意味が無いと言うプライオリティの高さも勿論あるんだけど今回は特に、持ってきた土産がカバンいっぱいのサイズだったからこりゃ先に渡しとかないことにはとても買い物なんかできねーと言う本音もあり、開場と同時に一目散に病さんのスペースへ。うおー今回は分かりやすい場所にあるぜーと開場ダッシュかけたにも関わらず普通に購入列ががが!ちゃんとした販売物があるとやっぱこれぐらい集まるんだなぁとか思いながら土産を渡し、今朝Cくんから頼まれてた分とまた下宿まで迎えに来てもらうことになるであろう兄さんへの土産分を合わせて三つ下さいと言ったら「持ってっちゃって下さい!」と渡してもろた。いやおれの後ろにも普通にひと並んでるのに、終了間際ならともかくいきなりプレゼントでいいのかよとか不安になったんだけど小躍りするぐらい嬉しいのも事実なんでありがたく頂戴しといた。ウヒョー太っ腹ー!

開場直後に長居もできんのでその場は挨拶だけしてエロ本ども購入の旅へ。もうこれ言うの何回目かわかんないけどやっぱりコミケの最終日・二日間の内の男性向けの日・好天にめぐまれている、などの様々な悪条件が重なって経験したうち今までで一番移動に苦労したコミケだったような気がする。前回の夏も場所によっては「満員電車で降りたくない駅で降ろされる・降りたい駅で降りられない」みたいな状況が発生してたんだけどおれが体験したのは1箇所だけで、混んでる混んでると言われてもこんなもんかーとか侮ってたんだけど今回はもうどこへ行っても「人の流れで一方通行」があってようやく真骨頂を見られた感じだった。ぜんぜん嬉しくないけど。

もう移動すらままならないような状況なんだけど非情にもおれのチェックリストは各ホールまんべんなく散らばった点を示しており、最初は余裕ぶっこいて原田屋とか並んでたんだけどこりゃ大手全部切るぐらいの気持ちでいかなきゃダメだなーと気付き、以後はスペースに行ってみて10分以上並ぶようだったらスッパリ諦めることに。別に大手と中小で欲しさの度合いは変わらん(ようにチェックした)ので、となりゃ移動距離とか無駄足も増えるんだけど何十分も待って数ページのオフセ1冊なんていうのよりゃマシだーとか言い聞かせつつ、ほぼ歩きっぱなしで1時間ばかしが過ぎたころ!異変が!

たしかうっかり堂でガチャフォースのエロ本を三種買った直後、もらったペーパーをそのままカバンに詰めてから「やっぱり本の間に挟まないとクシャクシャになるかなー」と引っ張り出した時、なぜか入れたばかりのペーパーがへたっていることに気が付いた。よく見たら4辺ある内の1辺だけがまるで濡れたかのように波打っており、まさか!と思ってカバンの底部を確認すれば確かに触って分かるほど湿っているではないか!恐る恐る、昨日濡れた傘を入れていたのとは違うセパレートに入れていた烏龍茶を見てみると僅かにキャップが傾いていて、福建省で採れた高級茶葉をふんだんに使った独特の香りがする液体がポタポタとあふるる泉の如く・・・HOGEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

昨日濡れた傘を入れてたのはカバンのカブセ(ランドセルで言うところのフタ)についてるポケットだったんだけど、不運な事に今回烏龍茶が牙を向いたのはメインの収納スペースと底面が繋がっている裏面のポケットで、どうやらこぼれた液体がビニルでない布部分の底面を毛細管現象ばりにつたって浸水被害を及ぼしたようだ。この時点で既に本を10冊ばかし買っており、あまりに酷いようなら最悪買いなおしぐらいになるかと思って泣きそうになったんだけど幸いにして一部の本の背(参考)が少しハゲるぐらいで済んだ。

やれやれ、と安心して不測の事態にそなえて常備しまくってたティッシュで濡れてる部分を拭き難を逃れたと思いきや、しかし不幸はつづく。こうして1度水害にあったなら当然もう同じカバンに同じ烏龍茶を入れておくなんていうリスキーな選択ができるはずもなく、さっさとこれを外に出してやらなければと判断したまでは良かったんだけど、ここでこうおれのポリシーと言うか人生哲学が働きまして「中身の入った食い物を捨てることなんかできない!」と言う結論に達し、その場で全部飲み干してペットボトルゴミとして空になった烏龍茶を捨てたんだけれどこれが大ヒット。真冬で・運動もしておらず・しかも1リットルペットボトル・昨日はビールを(略)の諸々の条件が重なっててもう想像に難くないと思うんだけど、1サークル行くたびに便所へ行くと言うリミットブレイク状態に。悲惨。

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30分ほど己の迂闊さを呪いながらチェックリスト埋めを続けてようやく尿意が安定してきたころ、去年の冬は原稿落ちててペーパーも余裕で無くなってたこつえー氏の本がまだ買えそうだったので、東で行っておきたいなぁと思ってたところは粗方回れてたし並んでみるかーとコミケ参加3度目にして初めてシャッターに並んだ。

11:59

屋内から見たら数分で買えるかなー程度に見えたんだけど実際並ぶために列の最後尾を探してみたらえらい後ろまで延びていて、そりゃもっとひどい所なんか幾らでもあったんだろうけどやっぱり「購入待ち列」は辛かった。んあー、開場待ちは天候とかの要素をのぞけばわりかし平気なんだけどなんでだろう、時間を無駄にしてる(この本を諦めれば他の本が何冊も買えるーみたいな)気がするからかな。しかしそのへん特にプライオリティの設定をしてるわけでもなく(明確な優先度の差をつけていると「近いところから適当にまわる」が成立しなくなるので)、だから同じ時間で1冊買えるか2冊買えるかだったら2冊を取るべきという判断が降りて然るべきなんだけど、現実には理にかなった理性よりも拭いきれぬ貧乏根性ちゅうか未練みたいなのによりこの列に並んでしまう自分がいるわけでー。んんんんん、おれコミケたのしんでるなー

そんなこんなで今度は西へ。この辺の時間配分は去年の冬とほとんど一緒なんだけど、去年の冬とほとんど一緒だっただけにすか氏の本は余裕で売り切れ。まぁこの時間だったら無くて当然だよなハハハとか軽い気持ちだったんだけど、ブースで店番してたひとが「本売り切れですよカレンダーは東で売ってますよすかさんはいませんよ」と親切丁寧に教えてくれたのはいいんだけど妙に目が笑ってた事になんかイラつきつつ、Wくんから頼まれてたTCG関係の本を買いにいったり間違いなく売り切れてるだろうと思いきやなぜか在庫に余裕があったnanosweepを買ったり。

西でほかのところは回ってみたんだけど案の定ほとんどが完売札をだしててもう終盤戦。コミケの開催時間は10〜16時なんだけど実稼動時間もといアクティブに客が動くのは最初の2・3時間だけで、それを過ぎるともう帰る人とかスケブ待ちでぐったりする人とか組織だって購入してる人等は分配作業をしたりとか、売り手の方も開場前行けなかった分の挨拶回りをしたり普通に売り切れて撤収し始めたりし、13時を過ぎた辺りで「いよいよもって今回のコミケも終わりだなー」と感じるのです。

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もともとチェックしてたとこも少なかったし行ったところでほとんど売り切れだった西を後にしてまた東館へ。もう一周ぐらい東館をまわろうかとも思ったんだけど今回はなんか体調悪かったみたいで、かなり足にきててどうにも歩き回る気になれずしばらく東の中央通路に腰をおろして、本を読むでもPSPやるでもなくぐてーっとしてた。東京観光してないからどっちかというといつもより疲れてないはずなんだけどなー。そう言えば帰りのお迎えとか兄さんに頼まなきゃいかんことを思い出して今晩南草津まできてくれーとメールを送ったら駅→下宿の迎えにもきてくれるとのこと!さすがはウチの兄貴だ、帰郷のしたくしてる間におれが買ってきた同人に目を通す算段まで立ててやがる!

13:59

気が付いたら14時ごろだったのでまた後で来ますって言ってあった病さんとこに行ってみたんだけど、風邪ひいてはる上にスケブとか売り子とかでなんか凄いことになってたから落ち着く頃を見計らってまた出直すことに。折角立ちあがって歩き始めたついでだったので人の少なそうなところを通りつつ壁とかシャッターとかの大手を見て回ったり、10人ぐらいしか並んでないとこをみつけたら買ってみたり。このへんの殺気立って無い雰囲気とかこのぐらいの散発的な人数がおれにとって丁度良いコミケ像なんだけど、いかんせんこの時間だとほとんどのブースでNo bulletマークが点灯してるし、完売の張り紙だけしてて人が居ないブースもちらほらみられてアレなんだよなぁ。

適当に東をぶらぶらしたり時間つぶしにルミネスやったりしてたら15時を回ってたのでもっかい病さんのとこへ。スケブも終わってお客さんも小康状態になってたのでよしここで立ち話ですよ!とか思って喋ってたんだけど、描き終わったスケブが置いてあるってことはそれを取りに来るひとが居るってわけで、あと普通にパラパラとお客さんも来はる上にお連れさんが「終了合図の後は発送が混むから・・・」と撤収話を始めはるトリプルパンチであんまし喋ってるのも悪い雰囲気に。うおお初めてPSPの対戦機能を生かすぜーとか意気込んで行ったんだけど結局10分ほど喋ったら切り上げて、あとはCくんのサークル手伝いが終わるまでずーっとルミネスで時間を潰してた。

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C67も無事閉幕したので後はくにへ帰って年越しするだけじゃーつうことでCくんとゆりかもめでアジトへ。

16:22 16:25

よくみたらなんかワイヤーフレームネコミミっぽいのとか夕暮れとか。んー、やっぱり冬は日が暮れるの早いなぁ。あと帰りのゆりかもめで途中から乗ってきた高校生ぐらいの子がもんのすんごい尻(ケツ)圧でおれを押してきたので何事かと思ったんだけど、どうやらオタクキモーイ!と嫌がらせをしてるみたいだった。HAHAHAてめぇ、高校時分は7時台の大阪市内へ向かうJRに乗りつづけたおれに喧嘩を売るつもりかと最初は負けじとおしくらまんじゅうしてたんだけど、もともと足が疲れてたのとなんだかバカらしくなってきたのでやめてもかれはグイグイ押してきてアレだった。気分悪いゼ!

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アジトについたらやっぱり床暖房をつけてぐったり。CくんはCくんで毎度の事ながら買ってきた本をカバンに詰めやすいようにどうとかで床一面に本を並べてるし、おれは朝からひきっぱなしになってる布団に寝っ転がって「んあーだりー」とか。できるだけ早めに帰らないと迎えに来てくれる兄さんに悪いからちゃっちゃと撤収しようと言ってはいたんだけど、なんかもー疲れているものは仕方がないと言うか急いては事を仕損じるの精神でゆっくらまったり。

暫く休憩したら部屋の片付けしたり荷物をまとめたり夜景を撮影したり。

18:09 18:11

狙った訳ではないっつうかそんなの微塵も覚えてなかったんだけど、去年コミケに来たとき写した東京タワーのタイムスタンプが18:16だからたったの5分ズレで今回の写真を撮ったことになる。おれすげー、つうか1年経っても全く同じことをしてると考えても差し支えないのはむしろアレか。そう言えば前回夏来たときに地上150mのとこにある展望台までしか登っておらず、次来たときには250mの特別展望台までいってやるぜーとか意気込んでたことをこってり忘れてた。まぁ東京タワーが逃げることはないんだからそんなこたぁいつやってもいいか。

布団の片付けもしたし使った食器も片付けてゴミも出し、荷物も持って帰れるようにまとめて部屋の掃除を終え、それじゃあ帰りますかと思いきや

18:42

夢もといエロ本がぎっしりつまったリュックが重すぎてよろけるCくん。限界に挑戦しすぎ。

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たぶんもう滋賀につくまで飯を食える場所が無いし新幹線の駅弁は美味いけどそれもなんだかなぁと言う話になったので、それじゃあシオサイトの高級食い物屋街で最後に1発美味いもんでも食って帰りますか!と、ジャンパーにリュックサック・手提げカバンと言う明らかにハイソな空気の中浮きまくってる格好で勇んで店選びをしたんだけど、ビーフシチューが1600円だったりテンプラ定食が2000円だったり、果てはカレーうどん(具無し)が1050円だったりと、もうおれたちにはどうしようもない価格帯だったので

19:03

半泣きでおにぎり。しかしこの店は主に昼飯がターゲットで晩飯は想定してないところらしく、まだ晩飯には早いぐらいの時間なのに現品かぎりですと言われたおにぎりとお惣菜のセットメニューをぼそぼそ食べることに。この辺一帯では限りなく負け犬に近いオーラを纏っていたにしてはおにぎりとお惣菜自体はちゃんと美味しくて、「これが晩飯だ!」と胸をはって食うことはできないかんじけど小腹の足しにするには丁度良かった。しかしほんに汐留は恐ろしいところじゃて。

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新橋から東京に向かう山手線でおれより縦に体格のいいひとがさらにその身長より大きな布袋を持って乗り込んできて何事かと思ったら、そのお連れさんが持ってる袋の中にはどっからどうみても中世騎士の鎧らしきものが・・・おおおと言う事はこのひとガッツのコスプレするひとかよ!おれはベルセルク読んでないんだけどCくんと2人でスゲースゲー言いながら東京駅で降り、新幹線乗り場へ。

折角東京まで来たんだし、どうせ親御さんには兄さん伝いでおれが東京にいると話が行ってるだろうから土産ものを買おうと思ったんだけど、前回まであった銘菓街みたいなとこをいくら探しても芋羊羹だけみつかんなくて「東京土産といえば芋羊羹だ」と植えつけられているおれには衝撃的だった。仕方ないからCくんに待ってて貰って銘菓街じゃないとこまで探しにいったんだけど、草加せんべいとか東京ひよことかはあるんだけどどうしても芋羊羹が見つからず結局栗のきんつばで手を打つことに。どうして置かなくなったんだろうかと不思議に思いながら新幹線の改札に向かったら、端っこのほうにあったキオスクみたいな販売所にポツリと芋羊羹が置いてあって、すでにきんつば買ったけど関係ねー!と大喜びで買いに行ったら思いっきり「うりきれ」の文字が。ぐぐぐ、おまえまで完売だというのか。

19:45

新幹線待ち。なんか今までと違って格段にコミケ帰りっぽいひとが多く、どいつもこいつも(と言うのは大げさだけど)企業ブースの袋を提げててなんだかオタク修学旅行の帰途みたいな様相を呈していたのがなんとも。当然の事ながら自由席でしかも列に並び始めるのが遅かったから座れるかどうかってところだったんだけど、なんとか相席だけどギリギリのところで席を確保できた。座っておちついてから周りをみたら座れなかったひとがデッキからあぶれてくるぐらい居て、これが世に聞く帰省ラッシュであり乗車率百何パーセントなんだなぁとかおもった。

そう言えばこの乗車率ってのはどうやって算出してるのかが気になってCくんと話をしたんだけどよくわかんなかった事があって、たとえば新幹線の乗車率が130%になった場合その30%は「どこの30%なのか?」と言う疑問が残ったのよ。新幹線ってのは16両編成(3両が自由席・残りの13両は指定席)なんだけど、指定席が100%を超える事はありえない(同じ席に対して2枚以上発券することはない)ので、乗車率が100%を超える場合は必ず自由席の超過分が関わってくるのは分かる。しかし「乗車率130%」が「新幹線全体の乗客定員数の130%」だった場合は、新幹線1編成に1200人乗れるとして1200*1.30=1560人がその新幹線に乗っていることになり、この超過分の360人を前述の通り自由席車両3両だけで負担することになって、となると自由席車両1両あたり定員(80-100人)+120人つうことになってしまいそれはどうもおかしいんじゃないかと。

それじゃあ、自由席の発券数が130%なら指定席が0%だったとしても乗車率は130%だと発表されんのかという考えになって、いやそれはそれでヘンな気もするしなぁと言う話だったんだけど、いま調べてみても結局その辺がわかんなかったので、乗車率ってのはどこの乗車率なのかをちゃんと知ってるひとがいたら教えてください。

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帰りの新幹線では前に座ってたお子様連れが驚異的にうるさくて参った。たぶん今までに乗った新幹線の中で一番うるさかったんじゃないかと思うぐらい暴れ放題な兄弟で叫ぶわ泣くわ走るわで、もういつCくんが発狂するかワクワクしながら伺ってしまうぐらいに騒音を撒き散らしてたんだけど、まぁこう言うひともいるわなーおれだって昔は・・・と言うことで文句も言わず大人しく音楽を聴きながら帰りましたとさ。

南草津の駅についたらスタンバっててもらった兄さんの車で下宿まで戻り、早速持ち帰ったエロ本を読み漁る兄さんとか東京行ってる間に届いてたToHeart2をあけて喜ぶCくんを横目にHPに写真乗っけてから帰郷。以下時間がとまったかのような正月。

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おまけ

おまけ

本:38冊、CD:2枚、ゲーム:1本、ビール:4缶

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おしまい。