銘柄選びその2 配当
株式投資の魅力は値上がり益だけではありません。
配当金や株主優待も大きな株式投資の魅力の一つです。
配当
株式を発行した企業は利益を上げると株主にそれを分配する。
その分配された利益のことを配当といいます。
株主は、利益配当請求権に基づき配当を受け取ることができ、
配当起算日における株主のみが受け取ることができる。
利益配当請求権とは、株主になれば、儲かったら配当を受け取
る権利が貰える事です。
いくら貰えるかは、会社によって違います。
儲けていて、株主を大事にする企業は沢山配当金をくれます。
簡単に見分けるのは、配当利回りです。
配当利回り
1株あたりの年間配当金額を、現在の株価で割って求める。
たとえば、現在株価が1000円で、配当が年10円であった場合、
配当利回りは1% (10円÷1000円)となります。
銀行預金金利より、はるかにいいですね。
いい企業には3%を超える配当利回りを出している企業もあります。
そして配当金は通常、決算月の末日時点の株主名簿に掲載されている
株主に対して割り当てられます。
年間の利回りで計算していますが、決算月に買って翌月売っても
配当は貰えます。
※株主名簿に載るためには、株式購入後、名義書き換えをしなければ
ならない。その場合、その月の最終取引日から5営業日前までに株主に
ならなければなりません。
ただ配当の権利が貰える日と翌日とでは同じ株式でも値段は違うことになる
(理論的には配当分だけ翌日の値段は下がる)。これを配当落ちといいます。
そのため配当金が貰える決算月前になると、配当利回りのいい銘柄は
人気になり株価が上がる傾向があります。
そこを狙って、3月末決算の企業なら、11月〜12月の安い時期に
前もって株を買い、配当狙いで人気化して株価が上がるのを狙って売買
している人もいます。
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