紀香たんといっしょ☆
トラビュランス
’01/08/10 発売
トラビュランスの「お家芸」全開!
トラビュランスの販売戦略の1つに「カップリング」があります。
これは人気の高い2作品を1つに収録して、
更に「新作」を抱き合わせるスタイルです。

「ただ抱き合わせても売れないから”単独”では出せない作品を”おまけ”にする」

こう書くと随分否定的な意見に見えますが、
私は「コレ」こそが、とらぶーの本領発揮だと思っています。
もちろん”抱き合わせ”がではなく”おまけ”がです。
本来「コメディ」は肩肘張らずに純粋に楽しむものだと思いますが、
ユーザーとしては「値段分のボリューム」を商品に求めるのは当然です。
そうすると、作り手としては攻略キャラを増やし、そのキャラならではの
展開を考えてストーリーを作らねばなりません。
特にこの頃のトラビュランスは「3ヶ月連続リリース」などの
精力的な活動をしていた時期ですが、
只でさえ「コメディ」のシナリオは難しいですから
そうポンポン出来上がる訳がありません。

そこで登場したのが「カップリング」です。
ユーザーも作り手も原点に立ち返って、
「肩肘張らずに楽しめる作品」つまりシナリオを1つに絞って
その分楽しい展開をいくつも用意する。
これにはこの「紀香たん」の様にヒロインが1人の場合もありますし、
「みんなで尽くしてあげちゃう」の様にキャラは多くても
一本道のシナリオの場合もあります。
内容次第では確かに魅力的な作品になるでしょうが、
いかんせんボリューム不足は否めません。
その為必然的に「既存作品」とのカップリングとなる訳です。

当然ながら、この販売法には危険が伴います。
1つは「既存作品をプレイ済のユーザーが買ってくれるかどうか」
これは幸い(?)にも旧作品には「CV(音声)が入っていなかった」事を
良い意味で逆手に取って「CV追加」をする事でクリアしました。
これなら「既存ユーザー」もメリットが有るので問題ありません。
ただ、時期的な問題で「尽くしてあげちゃう」(1作目)に関しては、
元作を含めて「みんなで尽くして」と「尽くして〜口でさいわい〜」の
計3回も購入する事になったのには閉口しますが・・・(^^;

もう1つは「ヒロインが1人の場合、多様な嗜好に対応出来ない事」
人の好みはそれぞれ。もし嫌いなキャラがヒロインの場合、
その人はその作品に魅力を感じないと言う問題です。
この問題は通常作品にも言える事なので永遠の課題でしょう。
事実私の様な敬虔な「とらぶー信者」でも、
趣味に合わなかった「ふくらみかけ」は購入してませんから・・・。
(根っからのロリ嫌い・・・(^^;)
これに関してはスタッフの方も「私達を信じて下さい!!」
としか言えないでしょう・・・。



と言う所でやっと本題なのですが、
この作品は「2枚で看護しちゃうぞ」のカップリング作品です。
カップリングとしては「みんなで尽くして」に続く2作目になります。
内容としては、この当時のとらぶーのマスコットキャラにもなっていた、
「尽くして1,2」の両方に登場した「君島 紀香」をヒロインにした
「尽くしてあげちゃう2」の後日談にあたります。
このキャラ自体が元々「いじりやすいキャラ」だった事もあって、
純粋に楽しくて笑える上に、CGが好みに合えば
「えちぃな展開」としてもGOOD!な良作になっています。
CVの演技もなかなか楽しくて、ズッポリハマれます(笑

・・・しかし「ヤってること」は結構ハードな内容なのに、
ほとんど淫靡さを感じさせずにむしろ「明るく楽しいH」になっている所は、
賛否両論あるでしょうが「流石はとらぶー!」と言いたいです。
他のブランドでは、こうは行きませんから・・・(^^)

皆様も「紀香と主人公」のラブラブな展開をゼヒお楽しみ下さい♪