ノミについて
ノミは一匹ずつは小さな虫ですが、1日に平均20〜50個
産卵し、2〜5日で孵化します。
ペットについているのは2〜3匹でも、カーペットやペットの
寝床には蚤の卵や幼虫がいます。
ノミアレルギー性皮膚炎・条虫(サナダムシ)の寄生・子犬
や子猫の場合は貧血にもなります。
うんと増えると人にも飛びつき、吸血します。
ものすごく痒いらしいです。
ノミ取りシャンプーだけでは、たくさんのノミの場合は
完全に取りきることができません。
シャンプー時にノミが耳の穴や肛門などに潜んでいること
があるからです。
それに、一時的にペットについたノミを退治したと思っても、
上記のように生活環境の中に 潜んでいるので、またすぐに
戻ってきます。
そこで!ノミ対策が一番大切です。
動物病院で背中にたらすスポット液・全身にかける
スプレー・飲み薬・注射など、あなたの わんちゃんに
合ったものを
購入して定期的にあげてください。
蚤も日々進化して薬による耐性ができているものもいます
から、効き目が悪いようでしたらそのことをドクターに
相談してくださいね。 ペットショップで売ってるものは…
私はあまりお勧めしません。
もし効かないと結局はソンでしょう ?
たらすタイプやスプレーのお薬は、シャンプー後数日して
からつけなければならない物や、すぐに付けてもいい物
など、種類がありますので処方してもらうときにドクターに
お尋ね すればいいと思います。
ノミを退治してからのシャンプーで死骸などもすっきり
落ちます。
フィラリアについて
蚊に刺されて感染する心臓の寄生虫です。
フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)をもっている蚊にさされ
たら、吸血するときにおみやげに幼虫を体内に置いて
いきます。
体の組織のなかを2〜3ヶ月かけて移動しながら未成熟虫
へと成長し、血管を移動し、やがて 肺動脈や心臓にたどり
着きます。
さらに3ヶ月ほどかけてそうめん状の成虫(12〜30cm)に
なります。 成虫は5年ほど生存します。
症状は、心臓に大きな負担がかかるので当然弱ってきて
呼吸困難や腹水がたまったり、赤い色の尿がでたりします。
もし、心臓に成虫がいたとしても、治療方法はあります。
砒素系のお薬飲ませたり、頚動脈から成虫をひっぱり
だす手術・・・怖いですね…。
都会だから大丈夫!蚊取り線香してるから大丈夫!
マンションの上層階だから大丈夫!と 思っていませんか?
大阪市内でも、天王寺区からも、感染報告がでています。
毎月きちんと予防薬を飲ませましょう。
おやつ(チュアブル)タイプ・滴下タイプ・錠剤・注射等
いろいろな種類がありますので、動物病院で検査の上、
必ず処方してもらってください。
蚊にさされないお薬ではありません。
もちろん蚊にさされないことも重要ですので、日ごろから
ハーブ系のシャンプーで洗ったりハーブの忌避剤なども
おすすめです。
実は…1ヶ月間ず〜っとお薬が効いているわけでは
ないんです。
万一ミクロフィラリアが体内にはいっていたとして、
まとめてどーんと殺すのです。
5月末ごろから11月末までか12月まで、7ヶ月間きっちりと
飲ませてあげてください。
11月の罹患が報告されています。涼しくなったから〜と
いって油断は禁物です。
日本にいるフィラリアを媒介する蚊って18種類も
いるんですって。
わんこに洋服を着せる?
洋服を着せることについては賛否両論あります。
可愛いから、というのもひとつの理由だと思いますし、
飼い主さんが喜んでいるとわんちゃん自身も嬉しい、
洋服が好きになる、ということもあります。
抜け毛をまき散らさないように着せたり、皮膚の掻きむしり
防止のためという事も。
昔は、犬に洋服を着せるなんて…と言われていましたが、
今では様々な原産地の犬種がいる為 日本の気候に合う
ように調節することが必要です。
南国原産の短毛の子は冬の寒さにとても弱いですし、
歳をとって体温調節がしにくくなった子も います。
また、お手入れがしやすいようにサマーカットにしてる子は
冬だけでなく、夏場の紫外線対策に。
その子や飼い主さんのライフスタイルに合わせて考えて
下さい。
また、洋服は着せっぱなしではなく、2・3日毎に着替え
させて皮膚や被毛の状態を見てあげて 下さい。
毛の長い子は着せっぱなしだともつれて皮膚にもよく
ありません。
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