事故詳細

(事故No,19770113ja)

通称:日本航空アンカレッジ墜落事故

 1977(昭和52)年1月13日午前6時35分、アメリカ・ワシントン州モーゼスレイク発アラスカ州アンカレッジ経由羽田行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)1054便DC-8-62AF(JA8054)(貨物便)がアンカレッジ空港を離陸直後に墜落炎上した。
 この事故で乗員3名と貨物添乗者2名の計5名全員が死亡した。
 事故機は離陸時のピッチ角が大き過ぎたうえに、翼面上に氷結があり飛行性能が低下していたことが複合し、高度100ftで失速した。NTSBは、機長の遺体から相当量のエチルアルコールが検出されたことから、機長の離陸時の過大な操作の要因として酩酊状態にあったことを指摘している。  事故機は名古屋の百貨店が購入した生牛56頭を満載していた。

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著者名書 名出版社刊行年頁 数
山本善明墜落の背景―日航機はなぜ落ちたか〈上〉講談社1999年207頁〜210頁
山本善明日本航空事故処理担当 (講談社プラスアルファ新書)講談社2001年149頁〜150頁
加藤寛一郎墜落〈第1巻〉驚愕の真実講談社2001年47頁〜107頁
デヴィッド・ビーティ機長の真実―墜落の責任はどこにあるのか講談社2002年287頁〜288頁
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