1990年6月に設立された不定期国際線航空会社ワールドエアーネットワーク株式会社が前身。ワールドエアーネットワークは、株主である全日空からシンガポール線のウエットリースなどの仕事を受けて運航を続けていたが、1995年からしばらく事業を休止していた。2000年7月に会社名を現社名に変更し、定期国際線航空会社として事業を再開、2001年1月1日には関西−ソウル線で運航を再開した。
激化する航空業界の生存競争の中で、全日空国際線の拡大発展の補完的役割を担うのが同社の使命であり、グループの戦略に今後の同社の浮沈は大きくかかわっている。主な活動拠点はアジア・リゾート地域で、当面の使用機材は、ボーイング767であり、運航形態も全日空便として(コードシェアリング)運航している。整備・地上業務などの業務一般も全て全日空の全面的支援を受け、機材についても全日空から提供を受け運航している。2001年3月には関空−グアム線、2003年3月には成田−ホノルル線に就航、また全日空から、2003年以降香港線の旅客便や中国各地への貨物便運航を受託するなど、実績を伸ばしている。
これまでの使用機材