フランス・イギリス・西ドイツ・スペイン・オランダの出資により1970年に設立されたエアバス・インダストリー社が初めて開発した双発の中距離向けワイドボディージェット旅客機である。初飛行は、1972年10月28日であり、この原形機を元に、量産機B2型を開発し、その後最大離陸重量と燃料搭載量を増加させたB4型、さらに胴体をストレッチして座席数を増やすとともにA310の開発で培った最新技術を惜しみなく投入し、大型機では初めてツーマンクルー化(カスタマーのオーダー次第で従来どおりのFE乗務にも対応)を果たすなど意欲的な設計を行った600型、600型の航続距離を伸ばした600R型も開発した。日本では日本エアシステム(現日本航空インターナショナル)が使用している。
スペック | B2型 | B4型 | 600型 | 600-R型 |
全幅 | 44.8m | 44.8m | − | 44.8m |
全長 | 53.6m | 53.6m | 54.1m | 54.1m |
全高 | 16.5m | 16.5m | − | 16.5m |
最大離陸重量 | − | 165147Kg | 165147Kg | 170500Kg |
最大巡航速度 | 848Km/h | 848Km/h | Km/h | 891Km/h |
最大航続距離 | − | − | − | 8840Km |
エンジン型式 | JT9D-59A | JT9D-59A | CF6-80C2-A1 | CF6-80C2-A1 |
CF6-50C | CF6-50C | PE4158 | PW4158 | |
エンジン推力 | − | − | − | 27896Kg×2 |
関連事件事故
〔国内(日本の航空事故総覧)〕
〔海外(世界の航空事故総覧)〕