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川口雅行氏寄贈バロックマンドリン曲
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寄贈された宮崎輝世氏遺譜
オザキ譜庫に寄贈された宮崎輝世氏の遺蔵楽譜

故・宮崎輝世さんの奥様からフレット楽器ヤマサキの山崎代表に「主人が蔵していたマンドリン楽譜を寄贈したい」との連絡があり、山崎さんは社員の奥田さんともども宮崎宅へ出向き、大量の楽譜を引き取られました。
 宮崎輝世さんは、1967(昭和42)年に大阪の職域団体を組織化して「日本ギター・マンドリン音楽振興会」を設立、理事長に就任されました。以後、(旧)フェスティバル・ホールを満員にしてのチャリティー・コンサートなどを開催しておられましたが、1971年には第1回の”High-school Guitar Mandolin Festival"を開催されます。これが今日まで続く「全国高校ギター・マンドリンフェスティバル」の始まりで、以来(コンクールに姿を変えた今回まで)43回にわたり連綿と繋がっており、いわば高校マンドリン界の蔭の功労者として活躍されていましたが、惜しくもご逝去されました。
 この遺贈楽譜をフレット楽器ヤマサキから依頼を受け、オザキ譜庫管理委員会が整理したところ、370を超える楽曲がありました。その概要は、故アルベルト・ボッチ氏所蔵の楽譜、コンラード・ヴェルキ氏の自筆作品、駐日ギリシャ大使館を通じて入手したニコラス・ラウダスの作品(故中野二郎先生の編集でラウダス曲集を振興会が出版)が中心で、ほかに、V・ビルリの作・編曲(ボッチ)作品、G・ムルトゥーラ、H・F・レグリ、B・クィスト等の作品、もちろんボッチ自筆による多くの編曲作品や写譜があります。故宮崎さんのマンドリン界に寄せる熱い思いと親交の広さを偲ばせる貴重な楽譜群といえます。
 管理を委託されたオザキ譜庫ではオザキ譜庫ホームページ上の楽譜リストに「宮崎輝世遺譜」として公開掲載し、みなさんからの複写希望に対応していくことになりました。
 振興会・故宮崎輝世氏遺譜目録(クリックすると「宮崎輝世遺譜」だけのリストが表示されます)


上は、Alberto Bocci作曲 「La Ronda araba」 (宮崎輝世遺譜より)


上は、Konrad Woelki,の「Ouverture Nr.6 in G」  (宮崎輝世遺譜より)


上は、Francesco Paolo Negliaの「Serenata sul Canal Grande」  (宮崎輝世遺譜より)