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榛名神社

(はるなじんじゃ)

鎮座地 群馬県群馬郡榛名町榛名山

榛名神社
榛名神社拝殿 後方に御姿岩が望める

本殿・御姿岩 双竜門とヌボコ岩
本殿と御姿岩                  双竜門とヌボコ岩

矢立杉 
武田信玄公矢立杉

私の好きなものに、大樹・岩がある。
これらを見ていると何時までも飽きない。まるで自然が造り得た彫刻でありトルソのように見える。
榛名神社に詣で、私は連立する岩々・木々を見るにつけ神々が私を招いているかのような錯覚を感じた。
偉そうに云ってしまうが、この様なところに山岳宗教が芽生えたのが分かるような気がする。
今では車を使うと数分で来ることが出来るが、昔は苦労して此処まで上ってきたのであろう。
神仏に出会えると云う想いからであろう、同じ来るのでも今と昔では価値観が全く違う。
山岳宗教は修験道によって繁栄したのだが、明治以降神仏の分離、修験道の禁止によって急速に衰退していく。これは日本人の宗教概念の希薄さにも繋がるのではないかと思われて仕方がない。
これと同じような風景を松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な山形の立石寺(通称山寺)で見た。
神々が自然の造形物に宿ると云うがまさにその様に思える。
観光として栄えるのではなく、神の鎮まる場として栄え、人々が集まる場となって欲しいと思うのである。

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