京都市中央卸売市場(水産部)紹介(2) 


1998年1月6日、まだ松の内で入荷量が少ない京都中央市場に、子供を連れて社会見学がてらに「取材」?に行ってきました。ご紹介します。
京都市中央卸売市場(水産部)紹介(1)

よこわの図 これは、富山湾の「よこわ」です。
「よこわ」というのは「本まぐろ」の幼魚で、程良く脂がのっていて美味しい魚です。
特に、この時期の氷見の魚は美味しく、たぶん価格はkg3000円くらいはしたと思います。
左が「浅吉」、真ん中が「岩藤」、いずれも氷見港の出荷業者です。
8.3kgもある大きい物なので、一日二日熟成させて食べたほうが美味しいですね。
氷見のブリ 富山湾の天然ブリが入荷していました。これが本当の「寒ブリ」です。
価格は、kg3000円以上するのではないかと思われます。
今シーズンは、テレビでも報道されていたように、12月31日の漁から、天然ブリはよくあがっているようです。

右側が氷見港に水揚げされたブリ、左側が新湊港に水揚げされたブリです。
塩鯖売り場 焼津産の塩鯖の売り場です。
「乃」「やまみ」「カネ政」などのブランド品が並べてあります。
最近は「乃」ブランドが、一番評価が高いようです。

焼津ブランドの塩鯖でも、原料はほとんどが九州産です。昔は、焼津の前浜ものを使っていたのですが、ほとんど取れなくなったため、九州産を使わざるを得ないのです。
各メーカーは「選別」を厳しく行っており、本当に美味しい鯖だけを使っています。「選別」の差が、評価の違いにつながっているようです。
八源さば これは、八源というメーカーのもので、「今日入荷した物の中では良い物だ。」と友和水産の粟津さんが言っていました。(これは友和水産が買った物)

もちろん焼津の物で、鯖寿司の原料になる塩鯖です。


お魚情報館
.
Copyright(C) Jan. 6. 1998  by Toshio Yabe. Allrights reserved