家庭教育誌「ないおん」は、教育・子育ちをテーマに毎月こころのお便りをお届けしています

ないおん7月号(2026年7月1日発行)は

2026年2月19日「プレバト!!」より。
夏井先生による、俳句を添削するコーナーでの出来事です。
横尾さんの俳句に対して、MCの浜ちゃんから感想を求められた村上さんが、「上手ですけど……」とその俳句の素晴らしさを認めながらも、番組的には批判した方が面白くなるので、「どっか悪いところ探そうと思って……」と、ある点を指摘しました。その指摘は当たっていたのですが、最後に夏井先生が、「一つだけ言わせてもらうと、村上さん、人の悪いところを見つけるというそういう姿勢ではなくて、より良い作品を一緒に愛するというそういう態度でやっていただきたい」とコメントされました。
会場では笑いが起こり、バラエティー的にも適した発言だったのでしょうが、そのコメントに、俳句を大切に思う夏井先生の思いを感じ、ほっこりした気持ちになりました。

2026年3月1日「有働Times」より。
プロ野球選手を辞めた後、解説者に転向した栗山英樹さんに、有働さんが、インタビューをしていました。「ニュースステーション(久米宏さんが司会をしていたニュース番組)で野球解説をしていた時、学んだことは何ですか」という質問に対して、栗山さんは、次のように答えていました。
「映像に合わせて解説するのに、なかなか時間通りにならない。ある日、『完璧に、映像見ながらしゃべって、パチャンと時間通りに済んで、オッシャーみたいな』そんな時があった。反省会の時、久米さんから『あのね、一つだけ。栗山君ね。テンポ良く分かりやすくキチンとしゃべると、分かんないこともあるんだよね。気をつけて』。それを聞いて栗山さんは、『流れちゃう、綺麗にしゃべると。伝えたいことが伝わらないっていうのを、僕に言いたかったんだと思う』と言われていました」
綺麗にしゃべることより、もっと、大切なことがあるということを、教えられた気がします。

2026年4月30日NHK朝ドラ「風、薫る」より。
日本に、まだナース(看護師)という職業がなかった時代、日本にナースを誕生させようとする捨松さん。看護学校に通う直美さんとの会話の中で、次のようなことを語っていました。
「看護の『看』という字で『看(ミ)る』とも書きますでしょう? 『手』の下に『目』と書いて……。手と目を使って看る。ナースは医者ではないから治療はしない。病(ヤマイ)ではなく人を看るということかと。日本語は奥深い」
看護に限らず「人を看る」ことの大切さに、気づかされました。

※今月の「育心」(「雑草」に想う)は、2019年5月号「編集室だより」に載せたものに、加筆・訂正したものです。多くの方に読んでもらいたくて、「育心」に掲載させていただきました。
(小池 秀章)

育心

「雑草」に想う   龍谷大学非常勤講師/小池秀章

今月の『育心』は、小池秀章先生のお話です。
小池先生と息子さんのようなやり取りを、私も園の子どもたちと交わしたことが何度もあります。
花壇の花に水をやっている私の横で、草を指さして「こっちはお水あげへんの?」と言ったMちゃん。
花壇の花を抜いてしまったK君に「抜いたらあかんよ」と言葉をかけると、「これやったらいい?」と草を見るK君。
その他にも、退治されてしまうハチと、大切に飼育されるカブト虫への疑問など、真っすぐな眼で直球の質問をしてくる子どもたちに、いつもタジタジになってしまいます。
そしてその都度、「何て答えたら良かったんだろう」と、いまだに自問自答を繰り返しています。
小池先生がお話の中で仰っているように、「私たちは、常に人間中心にいのちを見て、多くのいのちを傷つけてしまっている」からで、何と答えても、人間(私)の身勝手な言い訳にしか過ぎないように思えるからかもしれません。
しかし、子どもたちにこのような問いを投げかけられずにいたら、当たり前のように草を抜いて、ハチを殺す私です。
子どもたちに、投げかけられた問いのおかげで、胸が「ジン」と痛み「ごめんなさい」と立ち止まれることに、「ありがとう」の気持ちが溢れます。

かんたんふれあい遊び♪ 手遊び歌13

こんなところにアスパラガス   
あそび歌作家・大阪芸術大学短期大学部保育学科客員教授/鈴木翼

今回のテーマは「こんなところにアスパラガス」です。歌詞だけを読むと、何だかちょっとへんてこりん(ごめんなさい)な感じがしますが、手振りをつけて軽快なリズムで歌ってみると、「〜アスパラガス!!」のゴロがとても面白くて、きっと子ども達にとって、何度も繰り返して楽しめる、お気に入りになること間違いなしです。
アスパラガスが、「種を植えてから食べられるようになるまで3年もかかる」ということや、「太くて大きいアスパラガスを育てるためには、根っこが大事」というお話は、はじめて知りましたが、ぜひ子どもたちに話してあげたいと思います。

私の雑記帖

裁判を通して感じたこと

『私の雑記帖』は、裁判官の方のお話です。
お話の中に、「刑事事件や少年事件を担当していると、子ども時代の環境が人生に与える影響の大きさを感じます」とありました。
そんな中で心がけられている、読み聞かせの活動や、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるという姿は、幼い子どもたちへの良質な関わりであり、良質な大人のモデル(環境)だと感じました。
自分ではどうすることもできない「因(縁)」によって、罪を犯さずにはいられない人生を歩む子どもたちが、いなくなりますようにと、心から願っています。
貴重なお話を、ありがとうございました。

お話の時間 つきみとほし53

アゲハちょう   文・絵/三浦明利

今月の『お話の時間』は、園庭で出会ったアゲハチョウの卵。大切にほし君が育てます。

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紫陽花の葉で遊ぶ、カタツムリを見つけに、雨の日の散歩が楽しみです。
(鎌田 惠)

令和8年6月15日 ないおん編集室(〜編集室だよりから抜粋〜)

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