■「スクリプトの実行」ダイアログボックス


 このダイアログボックスでは、任意のスクリプトを実行できます。 以下に、この中の各項目について説明します。


●「実行コマンド」コンボボックス

 MikoScript の場合、ここには、起動コマンドを入力します。 これは、実行するスクリプトのファイル名だけになる場合が普通ですが、 そのほかにも、いろいろな指定ができるようになっています。 この詳細は、「起動コマンド」で 説明しています。
 ActiveX スクリプトの場合、ここには、実行するスクリプトのファイル名だけを 入力します。

 ここで指定するスクリプトファイル名は、相対パスでも絶対パスでも構いません。 相対パスの場合、「基準パス」が基準になります。 例えば、Hello.mc というファイル名を入力して実行する場合、 そのファイルが「基準パス」内にないといけません。 「ファイル一覧」から選んで実行する場合は、 通常、気にする必要はありません。

 この「実行コマンド」の文字列内では、$ がメタ文字になります。 このメタ文字は、「外部プログラムの実行」の場合と同じです。

 「実行コマンド」の文字列は、最大 1024 字まで入力可能です。 これは、メタ文字 $ の展開後のサイズです。

 便宜のため、本ダイアログボックスが表示された時、この「実行コマンド」には、 あらかじめ前回実行した内容が入っています。

 このコンボボックスのドロップダウンリストのボタンを押すと、 今までに実行したコマンドの一覧が表示されます。 このうちの1つを選ぶと、このコンボボックスに入力されます。 また、それと同時に、その時の「基準パス」が 再設定されて、「ファイル一覧」が更新されます。

●「<」ボタン

 このボタンを押すと、あらかじめ登録されているスクリプトコマンドの一覧が表示されます。 この詳細は、「スクリプトコマンドの入力リスト」で 説明しています。

●「ファイル一覧」リストボックス

 ここには、「基準パス」内にある通常ファイルと ディレクトリーの一覧が表示されます。また、ドライブ名の一覧も表示されます。 但し、通常ファイルは、「種類」に合致するものだけが 表示されます。

 この一覧表内のディレクトリー名とドライブ名の末尾には、\ が付いています。 これによって、通常のファイルと区別されます。ディレクトリー名には、 「..\」という特殊な表記のものがありますが、これは、現「基準パス」より 1段上位のディレクトリーを示します。

 この一覧表内の1項目をクリックすると、その項目がハイライト表示に なります。通常のファイルがハイライト表示になると、そのファイル名が 「実行コマンド」に入力されます。

 この一覧表内のディレクトリー名またはドライブ名の項目をダブルクリック すると、そのパスに、「基準パス」が設定されて、 「ファイル一覧」の内容が更新されます。

●「種類」コンボボックス

 ここには、「ファイル一覧」内に表示されるファイルの 種類をワイルドカードで規定します。複数の種類を指定する場合は、半角空白、 コンマ(,)、または、セミコロン(;) で区切ります。

●「実行」ボタン

 このボタンを押すと、本ダイアログボックスを閉じて、「実行コマンド」のスクリプトを起動します。 その際、「基準パス」のパスが、そのスクリプトの カレントパスになります。

●「キャンセル」ボタン

 このボタンを押すと、現在設定されている各条件を破棄して(保存しないで)、 本ダイアログボックスを閉じます。

●「メタ文字展開」ボタン

 このボタンを押すと、「実行コマンド」の文字列内の メタ文字 $ の表記部が、 それに対応する特定の文字列に展開されます。

●「編集」ボタン

 このボタンを押すと、「ファイル一覧」内で ハイライト表示になっているファイルの編集ウィンドウが開きます。

●「新規作成」ボタン

 このボタンを押すと、「基準パス」のパスを基準に、 新規ファイルの編集ウィンドウが開きます。

●「ヘルプ」ボタン

 ヘルプの本ページを表示します。

●「基準パス」表示欄

 ここには、「ファイル一覧」の基準パスが表示されます。 この基準パスが変わると、「ファイル一覧」の表示も更新されます。 本ダイアログボックスからスクリプトを実行する時、この基準パスが、 カレントパスになります。

●「上位へ」ボタン

 このボタンを押すと、「基準パス」を、 上位フォルダへ移動させます。

●「編集パス」ボタン

 このボタンを押すと、現在の編集テキストのパス が、「基準パス」に設定されます。

●「現パス」ボタン

 このボタンを押すと、現在のカレントパス が、「基準パス」に設定されます。

●「標準」ボタン

 このボタンを押すと、スクリプト標準フォルダ、つまり、 本テキストエディタをインストールしたフォルダ内の Scripts という フォルダが、「基準パス」に設定されます。

●「参照」ボタン

 このボタンを押すと、基準パスを選択するためのダイアログボックスが表示されます。 そこで選択したパスが、「基準パス」に設定されます。