環境設定: ファイルの簡易バージョン管理

 ここでは、「バックアップ」コマンド を 実行した時に、バックアップ対象の旧ファイルが格納されるフォルダとファイル名を 指定します。
●旧ファイルの格納フォルダ

 この文字列入力ボックスに、バックアップ対象の旧ファイルが格納される フォルダ名を設定します。このフォルダ名は、絶対パスでも相対パスでも 構いません。相対パスの場合、現編集ファイルが格納されているフォルダが 起点になります。また、これが空の場合、現編集ファイルが格納されている フォルダ自身になります。

・「参照」ボタン

 このボタンを押すと、既存のフォルダを参照するためのダイアログボックスが表示 されます。ここでフォルダを選ぶと、そのフルパス名が、当文字列入力ボックスに 設定されます。

●旧ファイルの保存名

 バックアップ対象の旧ファイルが保存される時の「バックアップファイル名」は、 次のようになります。

〈接頭辞〉〈元の主ファイル名〉〈連番〉.〈元の拡張子〉

つまり、元の拡張子はそのままで、元の主ファイル名の先頭に接頭辞が付き、 末尾に連番が付きます。ここでの設定は、この接頭辞と連番の付け方を規定します。

・元のファイル名の先頭に接頭辞を付加

 このチェックボックスを ON にしておくと、元の主ファイル名の先頭に、 「接頭辞」の文字列入力ボックスに設定されている文字列が、付加されます。 このチェックボックスが OFF の時は、接頭辞は付加されません。

・元のファイル名の末尾に連番を付加

 このチェックボックスを ON にしておくと、元の主ファイル名の末尾に連番が 付加されます。この連番の数値は、0 から始まり、1 ずつ順に増えていきます。 この数値が、「世代管理数(連番のサイクル)」で指定されている数値に達した 時には、0 に戻されます。この連番が付加される時には、まず最初に "-" が 置かれて、その後に、その数値が1桁または2桁で表わされます。この桁数は、 その数値の最大値を表わすのに必要な最小限の桁数です。

 例えば、世代管理数(連番のサイクル)が 100 の場合、その連番の最大値は 99 で、 それを表わすのに必要な最小限の桁数は 2 桁なので、付加される連番は、

  "-00", "-01", "-02", ... , "-99"

となります。また、世代管理数が 10 の場合、その連番の最大桁数は 1 桁なので、

  "-0", "-1", "-2", ... , "-9"

となります。

 なお、「世代管理数(連番のサイクル)」に設定できる最大値は、100 です。 また、当チェックボックスが OFF の時には、連番は付加されません。


 ≪補足説明≫

 例えば、元のファイル名が "FILE.EXT" で、接頭辞が "BK_"、世代管理数が 100 の 場合、バックアップファイル名は、次のようになります。
  "BK_FILE-00.EXT", "BK_FILE-01.EXT", ... , "BK_FILE-99.EXT"