ここでは、各種の変換/整形機能について説明します。 これらの機能はどれも、選択範囲に対して行なわれます。 選択範囲としては、文字範囲、行範囲、矩形範囲のどの場合でも可能です(若干例外もあります)。 なお、これらの機能は、選択範囲が無い時には、無効です。
コマンド | 機能説明 |
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英小文字→英大文字 | 選択範囲の英字の小文字を大文字に変換する |
英大文字→英小文字 | 選択範囲の英字の大文字を小文字に変換する |
半角→全角 | 選択範囲の半角を全角に変換する |
全角→半角 | 選択範囲の全角を半角に変換する |
ひらかな→カタカナ | 選択範囲のひらかなをカタカナに変換する |
カタカナ→ひらかな | 選択範囲のカタカナをひらかなに変換する |
半角空白→タブ | 選択範囲の半角空白をタブに変換する(⇒参照) |
タブ→半角空白 | 選択範囲のタブを半角空白に変換する |
折り返し行の実改行化 | 選択範囲の折り返し行末に改行コードを付加する |
改行を除去 | 選択範囲の改行コードを除去する |
行末の空白を除去 | 選択範囲の行末の空白を除去する |
HTMLタグを除去 | 選択範囲のHTMLタグを除去する |
着色化 | 選択範囲を着色する |
無着色化 | 選択範囲を無着色にする |
インデントを増やす | 選択範囲の各論理行の字下げを次のタブ桁に増やす |
インデントを減らす | 選択範囲の各論理行の字下げを前のタブ桁に減らす |
選択範囲を着色するには、「着色化」のコマンドを実行します。 すると、「着色選択」ダイアログボックス が 表示されます。ここには、予め用意されている 24 種類の着色形態の一覧が表示されます。 この中から希望のものを選ぶと、その形態で選択範囲が着色されます。
着色形態の変更は、「着色設定」で行ないます。 また、そこでは、「着色選択」ダイアログボックスを毎回表示しない設定にすることも できます。
選択した範囲だけの着色を解除するには、「無着色化」の コマンドを実行します。また、現編集テキストの全範囲の特定の着色だけ、または、全ての 着色を解除するには、「着色解除」を実行します。
現状、編集テキストの着色状態は、保存されません。 また、「元に戻す( Undo )」の対象にはなっていません。
なお、この「選択範囲の着色化」は、ご寄付を頂いた方への「特典」になっています。特典がないと、この機能は、本エディタの起動後、 10 回までしか実行できません。
インデントの増減は、選択範囲内の各論理行に対して行なわれます。 「インデントを増やす」では、その各論理行の先頭に TAB コードが挿入されます。 一方、「インデントを減らす」では、その各論理行の先頭部の TAB コード、または、 それに相当する分の半角空白コードが除去されます。その先頭部の半角空白コードが 1タブ分に満たない場合、その半角コードが全部除去されます。なお、その先頭部に、 TAB コードも半角空白コードも無い場合は、何も除去されません。
インデント増減の対象となる論理行の指定は、行範囲の選択、または、複数行の 文字範囲の選択で行ないます。それ以外の選択、つまり、矩形範囲の選択や、 1行内の文字範囲の選択では、無効です。
インデント増減の実行後も、選択状態は継続して、その選択対象の行範囲は 変わりません。そのため、インデント増減操作を、連続して行なうことができます。
初期環境では、「インデントを減らす」コマンドは、Shift+Tab キーに 割り当てられています。一方、「インデントを増やす」コマンドは、 どのキーにも割り当てられていません。というのは、この機能は、 単独で実行できるようにしておかなくても、Tab キーに割り当てられている 「タブ」機能に含まれているからです。