行マークとは、本に挿む
行マークには、「通常マーク」と「一時マーク」があります。 通常マークは、所定のファイルに記録されるので、恒常的に使えます。 一方、一時マークは、それを設定した編集テキストを閉じた時に 失われる、その場限りのものです。 両者とも、何か所にでも、また、どの行にでも、設定できますが、通常マークは、 所定の総数(現状、千箇所程度)を超えると、古いものから記録が消えていきます。
行マークは、初期環境では、行番号欄の左端に、小さい縦長の長方形で表示されます。 行番号欄が非表示の時は、テキスト表示領域左端の余白部に表示されます。 色は、通常マークが赤で、一時マークは黄色になっています。
行マークの動作や表示色は、環境設定で 任意にカスタマイズできます。
コマンド | 操作キー | 機能説明 |
---|---|---|
マーク設定 | 現カーソル行にマーク(栞)を設定する | |
マーク解除 | 現カーソル行のマーク(栞)を解除する | |
マーク設定/解除 | Ctrl+M | 現カーソル行のマーク(栞)の設定/解除を反転する |
全マーク解除 | 現テキスト内の全マーク(栞)を解除する | |
一時マーク設定/解除 | 現カーソル行の一時マーク(栞)の設定/解除を反転する | |
全ての一時マーク解除 | 現テキスト内の全ての一時マーク(栞)を解除する | |
次のマーク行へ | Ctrl+F11 | 次の通常/一時マーク(栞)行へカーソルを移動する |
前のマーク行へ | Ctrl+F12 | 前の通常/一時マーク(栞)行へカーソルを移動する |
マーク行一覧 | Shift+F1 | 「マーク行一覧ダイアログボックス」を表示する |
初期環境では、上表のようにキー機能が割り当てられていて、 メニューバーの「検索」と「移動」内や、コンテキストメニューの「マーク」内に、 マーク行関連のコマンドがあります。これらは、勿論、任意にカスタマイズ可能です。
行マークは、通常マークでも一時マークでも、それが設定されるのは、 論理行ではなく、表示行になります。 そのため、論理行が多数の表示行に折り返されている場合でも、任意の表示行に 行マークを置くことができます。但し、1行の最大桁数が変わると、表示行の 折り返しが変わるので、それに伴って、マーク行の位置も変わる場合があります。
通常マークの情報は、それが設定された編集ファイルが「保存」される時、あるいは、 「閉じる」時に、内部的に登録されます。 一方、その編集ファイルが「破棄」される時には、登録されません。
内部的に登録された通常マークの情報は、本エディタが終了する時に、 外部のファイル( "MarkData.mbd" )に 保存されます。現状、このファイルには、標準的な使用で、少なくとも1000箇所以上の 通常マークの情報が格納できます。その最大容量を越えた時には、 登録が古い編集ファイルの情報から順に、削除されていきます。
ところで、通常マークを設定しても、保存されないようにすることもできます。 それは、環境設定で指定します。なお、 プロジェクト管理のノードテキストには、 通常マークを設定しても、保存されません。