■ 外部コマンド集


 本エディタの初期環境では、下記の外部コマンドが登録されています。これらの大半は、 メニューバーの「ツール」内に割り当てられています。なお、これらは、各ユーザーの 用途に応じて、任意にカスタマイズできます。初期環境は、あくまで参考です。


コマンド名属性実行コマンド
ファイル一覧(dir) -C041SRdir /o:n
選択部を昇順ソート -C120SRsort
選択部を降順ソート -C120SRsort /r
選択部を逆順に並替 -D120SR$t\RevLines
選択部先頭に連番付加 -D120SR$t\SeqNo "(%d) "
選択部末尾に連番付加 -D120SR$t\SeqNo "%p%d"
選択部を関連で開く -T000SR$s
強調部を関連で開く -T000SR$u
選択コマンドを実行 -A000SR$s
現カーソル行を実行 -A000SR$l
現 HTML をブラウズ -D000SR"%ProgramFiles%\Internet Explorer\iexplore.exe" "$p"
Internet Explorer -D000SR"%ProgramFiles%\Internet Explorer\iexplore.exe"
Wikipedia 百科事典 -T000SRhttp://ja.wikipedia.org/wiki/$[$s]
Google 検索 -T000SRhttp://google.com/search?q=$[$s]
Weblio! 辞書 -T000SRhttp://ejje.weblio.jp/content/$[$s]
エクスプローラ -D000SR%SystemRoot%\explorer.exe /e,"$d"
電卓 -D000SR%SystemRoot%\system32\calc.exe
コマンドプロンプト -D000SR%ComSpec%
Cコンパイル -D241EL"D:\Programs\MinGW\bin\gcc" "$p"

 この内容は、"XcmdList.ctx" という名前の テキストファイルに格納されています。 外部コマンドの登録内容の変更は、このテキストファイルの編集で行ないます。 このテキストファイルの編集ウィンドウは、次の操作で表示されます。
(1)「外部プログラムの実行」ダイアログボックスを開く。
(2)その中の「実行コマンド」コンボボックスの右側にある「<」ボタンを押す。
(3)「外部コマンドの入力リスト」が表示されるので、その中の「編集」ボタンを押す。
なお、このファイルの書式は、「入力リストファイルフォーマット」で説明しています。 また、実行コマンド内のメタ文字 $ については、「外部プログラムの実行」ダイアログボックス内の「実行コマンド」で説明しています。

 次に、各外部コマンドについて、説明します。


●ファイル一覧(dir)

 カレントディレクトリーのファイル一覧を、別の編集ウィンドウに表示します。 この実行には、DOSコマンドの dir という内部コマンドを使っています。


●選択部を昇順ソート
●選択部を降順ソート

 選択範囲の各行を昇順/降順に並べ替えます。この選択範囲は、文字範囲、行範囲、 矩形範囲のどれでも構いませんが、この並べ替えは、各行単位になります。ちなみに、 矩形範囲の場合、その矩形内の各行の選択部分がその単位になります。 なお、この実行には、DOSコマンドの sort を使っています。


●選択部を逆順に並替

 選択範囲の各行を逆順に並べ替えます。この選択範囲については、上記と同様です。 この実行には、本エディタの外部ツールとして登録されている RevLines という プログラムを使っています。このソースプログラムは、 参考のために公開されています。また、「外部ツールの作成方法」でも説明します。


●選択部先頭に連番付加
●選択部末尾に連番付加

 選択範囲の各行の先頭/末尾に連番を付加します。この選択範囲については、 上記と同様です。この連番の書式は、いろいろと変更できますが、ここでは、 とりあえず、先頭部は括弧付きの連番に、末尾部は数字だけの連番になっています。 この外部プログラムの実行には、本エディタの外部ツールとして登録されている SeqNo と いうプログラムを使っています。このソースプログラムは、 参考のために公開されています。このソースの最初のコメント部に、このコマンド仕様の 説明があります。これを見れば、連番の書式の変更の仕方が分かります。


●選択部を関連で開く

 このコマンドを実行すると、現カーソル行の選択範囲の文字列のタイプに応じた プログラムが実行されます。例えば、現カーソル行にあるファイル名の部分の 文字列を選択して、このコマンドを実行すると、その拡張子に関連付けられた プログラムが起動されます。また、 http:// で始まるURLの場合は、Web ブラウザーが起動されます。 mailto: で始まる場合は、メールソフトが起動されます。
 なお、このコマンドの対象になるのは、選択範囲が何行あっても、あくまで、 現カーソル行の選択範囲だけで、それには改行コードは含まれません。


●強調部を関連で開く

 このコマンドを実行すると、現カーソル位置にある「構文カラー強調表示」部のタイプに応じたプログラムが実行されます。 例えば、http:// で始まるURLがカラー強調表示されている場合、 そこにカーソルを移動して、このコマンドを実行すると、Web ブラウザーが起動されます。 また、mailto: で始まる部分の場合、メールソフトが起動されます。
 ちなみに、このコマンドの実行を、例えば、Alt+左ダブルクリックに割り当てて おくと、URLの強調部を、Alt+左ダブルクリックするだけで、Web ブラウザーが 起動されて、そのホームページが表示されます。


●選択コマンドを実行

 このコマンドを実行すると、現カーソル行の選択範囲の文字列がコマンドとして 実行されます。例えば、現カーソル行にある「explorer.exe」というの部分の 文字列を選択して、このコマンドを実行すると、Windows エクスプローラが 起動されます。
 なお、このコマンドの対象になるのは、選択範囲が何行あっても、あくまで、 現カーソル行の選択範囲だけで、それには改行コードは含まれません。


●現カーソル行を実行

 このコマンドを実行すると、現カーソル行の行頭から改行コード直前までの 文字列が、コマンドとして実行されます。例えば、現カーソル行に
 "C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"
という文字列がある時に、このコマンドを実行すると、インターネット エクスプローラが 起動されます。なお、ここでは、「Program Files」の途中に空白があるので、 二重引用符で囲んでいます。


●現 HTML をブラウズ

 このコマンドを実行すると、Internet Explorer が起動されて、現編集ファイルの 内容が表示されます。HTML ファイルを編集中に、それが実際にどのような画面表示に なるかを確認する時に便利です。


●Internet Explorer

 このコマンドを実行すると、Internet Explorer が起動されます。


●Wikipedia 百科事典

 このコマンドを実行すると、Wikipedia 百科事典のホームページが開かれます。 その際、選択範囲があると、現カーソル行の選択範囲の文字列の項目が引かれます。


●Google 検索

 このコマンドを実行すると、Google 検索のホームページが開かれます。 その際、選択範囲があると、現カーソル行の選択範囲の文字列が検索されます。


●Weblio 辞書

 このコマンドを実行すると、Weblio 辞書のホームページで、 選択範囲の語句が検索されて、その結果が表示されます。


●エクスプローラ

 このコマンドを実行すると、エクスプローラが起動されて、現編集ファイルの フォルダ内のファイル一覧が表示されます。


●電卓

 このコマンドを実行すると、電卓が表示されます。


●コマンドプロンプト

 このコマンドを実行すると、コマンドプロンプトのウィンドウが表示されます。


●Cコンパイル

 このコマンドを実行すると、現編集ファイルが、MinGW のCコンパイラで コンパイルされます。なお、これはあくまで、 MinGW が、D:\Programs\MinGW にインストールされている場合の参考例です。