環境設定: タイトルバー
ここでは、編集ウィンドウのタイトルバーに、どのような内容を表示するかを設定します。
この表示内容は、編集ウィンドウが、
のそれぞれで個別に設定できるようになっています。この両者の切り換えは、
それぞれの選択ボタンで行ないます。
この表示内容の指定方法には、次の2通りがあります。
- (A)表示項目を一覧から選択
- (B)書式指定文字列で記述
このどちらで設定するかは、それぞれ、「
表示書式指定」の
チェックボックスの OFF と ON で指定します。
なお、タイトルバーの表示に関する基本事項は、
「編集ウィンドウ内の構成:タイトルバー」で説明しています。
●「アクティブ時」選択ボタン
編集ウィンドウがアクティブ時の設定を行なう際に、このボタンを ON にします。
●「非アクティブ時」選択ボタン
編集ウィンドウが非アクティブ時の設定を行なう際に、このボタンを ON にします。
●「表示される項目」リストボックス
上記「(A)表示項目を一覧から選択」の指定方法で、タイトルバーの表示内容を
設定する場合に、このリストを使います。
このリスト内には、次の「表示項目」を入れることができます。
・現編集ファイルの名前
・現編集ファイルのフルパス
但し、現編集ファイルの名前とフルパスは、どちらか一方だけ
・文字符号化方式
この方式名を括弧で囲って表示(例: [Shift-JIS] )
・改行コード種別
この種別名を括弧で囲って表示(例: [CR+LF] )
・テキストの更新有無状態
更新有り時は、「<更新>」と表示、更新無し時は、表示無し
・ファイルの読み込み専用属性
ファイルに読み込み専用属性がある時は、「<読専>」と表示、さもなければ、表示無し
・テキストの書き変え禁止状態
テキストの書き変え禁止(編集禁止)時は、「<書禁>」と表示、さもなければ、表示無し
・ファイルへの保存禁止状態
ファイルへの保存禁止時は、「<保禁>」と表示、さもなければ、表示無し
このリスト内に入っている各「表示項目」は、その順に、タイトルバーに表示されます。
このリスト内の各「表示項目」の順序変更/追加/削除は、後述の「先へ」,「後へ」,
「↑追加」,「↓削除」の各ボタンの操作で行ないます。
なお、(A)の指定方法で、各表示項目がタイトルバーに表示される場合、
その末尾には必ず、本エディタの名称が付加されます。ちなみに、
(B)の指定方法では、付加しないようにも指定できます。
●「表示できる項目」リストボックス
各「表示項目」は、上記の「表示される項目」か、この「表示できる項目」の
どちらかのリスト内に入ります。この「表示できる項目」のリスト内に入っている
各表示項目は、タイトルバーには表示されません。
●「先へ」ボタン
このボタンを押すと、「表示される項目」のリスト内で選択されている表示項目を、
1段上にシフトします。つまり、その表示項目のタイトルバー内での表示順位を1つ
上げます。
●「後へ」ボタン
このボタンを押すと、「表示される項目」のリスト内で選択されている表示項目を、
1段下にシフトします。つまり、その表示項目のタイトルバー内での表示順位を1つ
下げます。
●「↑追加」ボタン
このボタンを押すと、「表示できる項目」のリスト内で選択されている表示項目を、
「表示される項目」のリスト内へ移動します。つまり、その表示項目は、
タイトルバーで表示されるようになります。
●「↓削除」ボタン
このボタンを押すと、「表示される項目」のリスト内で選択されている表示項目を、
「表示できる項目」のリスト内へ移動します。つまり、その表示項目は、
タイトルバーで表示されなくなります。
●表示書式指定
上記「(B)書式指定文字列で記述」の指定方法で、タイトルバーの表示内容を
設定する場合に、このチェックボックスを ON にします。なお、(A)の指定方法
の場合には、これを OFF にしておきます。
ここの文字列入力ボックスには、タイトルバーに表示する文字列を設定します。
この文字列内には、次の特別な表記が使えます。これらの表記は、
それに対応する各表示項目等の文字列に変換されて、タイトルバーに表示されます。
なお、下記の表記の $ の次の英字は、小文字でも構いません。
表記 | 表示項目等 |
$F | 現編集ファイルの名前 |
$P | 現編集ファイルのフルパス |
$C | 文字符号化方式名(例: Shift-JIS )※1 |
$L | 改行コード種別名(例: CR+LF )※1 |
$M | テキストの更新有無状態※2 |
$R | ファイルの読み込み専用状態※3 |
$W | テキストの書き変え禁止状態※4 |
$S | ファイルへの保存禁止状態※5 |
$X | 本エディタの名称の付加抑止※6 |
$$ | $ の文字自身 |
【注釈】
※1 |
各名前は、(A)の指定方式の場合のように、無条件に
括弧で囲われるわけではありません。括弧で囲う場合は、
例えば、[$C] と記述する必要があります。 |
※2 | 更新有り時は、<更新> に、更新無し時は、空文字列に、変換されます。 |
※3 | 読み込み専用時は、<読専> に、さもなければ、空文字列に、変換されます。 |
※4 | 書き変え禁止時は、<書禁> に、さもなければ、空文字列に、変換されます。 |
※5 | 保存禁止時は、<保禁> に、さもなければ、空文字列に、変換されます。 |
※6 | タイトルバーの文字列の末尾には、通常、本エディタの名称が
付加されますが、$X の指定があると、付加されなくなります。
この表記は、その指示だけで、何の文字列にも変換されません。 |
ちなみに、初期環境では、次のように設定されています。
アクティブ時: $f ( $p ) [$c] [$l] $r$m$w
非アクティブ時: $f $m-- $p$x