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★★★★ |
かつて“幻の指揮者”と呼ばれたチェリビダッケ、レコーディング嫌いで哲学家で・・・といろんな但し書きの着く孤高の音楽家。
レコードとして販売するために録音したことがないので、今聴けるのは演奏会のライブ録音。しかも彼がなくなってからやっと日の目を見たもの。
さてどんなシューベルトが聴けるのか?
言葉で説明するのは難しいが、徹底的に訓練されたオーケストラが透明な音で織りなす音楽とでも表現したらいいのか・・・
どこを強調するとか盛り上げていくという意図は全くなく、終始一貫落ち着いたテンポで演奏する。ピッチのそろった楽器による合奏は、普段聞けないような透明な音楽になる。
ただそれがシューベルトの音楽家となると?マークがつくかもしれない。
でも、フルトヴェングラー亡き後のベルリン・フィルの音楽監督をカラヤンと争っただけの人。アンチ・カラヤンはもちろん、カラヤン好きの人も聴いてみる価値は十分にあるし、一度彼の魔術に罹ってしまうともう抜け出せなくなる。 |
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かつて“幻の指揮者”と呼ばれたチェリビダッケ、レコーディング嫌いで哲学家で・・・といろんな但し書きの着く孤高の音楽家。
レコードとして販売するために録音したことがないので、今聴けるのは演奏会のライブ録音。しかも彼がなくなってからやっと日の目を見たもの。
さてどんなシューベルトが聴けるのか?
言葉で説明するのは難しいが、徹底的に訓練されたオーケストラが透明な音で織りなす音楽とでも表現したらいいのか・・・
どこを強調するとか盛り上げていくという意図は全くなく、終始一貫落ち着いたテンポで演奏する。ピッチのそろった楽器による合奏は、普段聞けないような透明な音楽になる。
ただそれがシューベルトの音楽家となると?マークがつくかもしれない。
でも、フルトヴェングラー亡き後のベルリン・フィルの音楽監督をカラヤンと争っただけの人。アンチ・カラヤンはもちろん、カラヤン好きの人も聴いてみる価値は十分にあるし、一度彼の魔術に罹ってしまうともう抜け出せなくなる。 |
チェリビダッケ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
15:34-16:32-10:19-13:06
<1994.2.28>
EMI 7243 5056527 2 |