第60回 お勧めの1枚 
(2002/12/16)

Van Morrison「Tupelo Honey」 発売年:1971年
大好きなシンガー&ソングライターの1人。ソウルフルで個性的なヴォーカルが、ホンマかっちょいい。こんな風に歌えるようになりたい。
英米ではボブ・ディラン、ジョン・レノンと並んで数多くの人から尊敬を集める巨人である。しかし、日本には未だ来日したことがないらしい。
第59回 お勧めの1枚 
(2002/12/3)
AC/DCBack in Black」 発売年:1980年
この前、押入に隠してあるLPやらTAPEやらをのぞいてみました。出てくる出てくる、昔良く聴いていたハードロック&ヘビメタもの。
そんな中で今でもカッコイイーと思えるアルバムを2枚チョイス。まずこれ。
AC/DCは、ギターリフ主体のR&Rバンド、可憐なギターソロもなく、とにかくシンプルでカッコイイ。今でもかなりノレる。このアルバム、曲が良くて、短い曲間で最後まで一気に聴かせます。これ何と全世界で1,900万枚売れたそうな。すげー

第58回 お勧めの2枚 
(2002/11/16)

Robert JohnsonKing Of The Delta Blues Singers」 発売年:?
Robert JohnsonKing Of The Delta Blues Singers Volume2」 発売年:?
ミシシッピ・デルタが生んだ今世紀最大のブルースマン、ロバート・ジョンソン。クラプトン、キース・リチャーズなどのロック系アーティストからも絶賛を受けている。謎の多い人でそれも伝説の一部になってカリスマ的存在となった。
1936、37年に吹き込まれた音源なので音はスゲー悪けど、テンションの高さはグングン伝わってくる〜〜ビヨーン。

第57回 お勧めの2枚 
(2002/11/1)

BeckSea Change」 発売年:2002年
普段、アコギをメインでプレイしているせいもあって、アコギ・サウンドにはやっぱり興味がいってしまう、今回はこの2枚だーっ。
ベックの新作、これホントいい、シンプルで深い。
今までのベックのアルバムの中で一番じっくりと聴いているカンジ。前半はニール・ヤングっぽく、後半になるにしたがってニック・ドレイクなど・・・色んな人の顔が見えます。
これらを上手に取り込み、トータルとして出てくるのは紛れもないベックの音。
プロデューサー、ナイジェル・ゴッドリッチの独特なエコー感もすき。
Ron Sexsmith「Cobblestone Runway」 発売年:2002年
ロン・セクスミスの5枚目。なかなかでございます。
数年前にライブを見たことがあり、これがすごく良かった。個人的には1〜3枚目あたりがすごく好き。アコギにからむ彼の声に思わずキュンとなります。

第56回 お勧めの2枚 
(2002/10/10)

Isaac HayesShaft」 発売年:1971年
70年代のニュー・ソウル系をご紹介。
この前、BSでやっていたグラストンベリー音楽フェスティバルに出演していたアイザック・ヘイズ。黒いジャガーのテーマを熱く演奏(ワウ・ギターがチャカポコチャカポコ、変わってない・・)。70年代のブラックシネマ&サントラ盤ブームの火元になったこのアルバム、ヘイズの代表作なのだ。
Terry CallierOccasional Rain」 発売年:1972年
アコギを持って歌う、テリー・キャリアー。
フォークとジャズとソウルを組み合わせたスタイルは彼独自のもの。そのオリジナルなスタイルがボクは好き。90年代に入り、UKのクラブシーンで再評価され、活動の幅を広げている。

第55回 お勧めの1枚 
(2002/9/20)

Laura NyroLive The Loom's Desire」 発売年:2002年
ローラ・ニーロ生前最後のN.Y.ライブ(2枚組)。1枚は93年、もう1枚は94年、いずれもクリスマス・イブの夜でピアノ弾き語り中心に曲によってコーラス隊が加わってます。濃厚でスウィートなアルバム、とても、い〜雰囲気でございます。最近、夕飯食べながら聞いています。ジャケットもイイカンジ。

第54回 お勧めの1枚 
(2002/9/5)

Red Hot Chili PeppersBy The Way」 発売年:2002年
レッチリの最新作、とてもメロディ〜アス。フルシアンテ色が濃厚なカンジ。曲が素晴らしく安心して聴けるこのアルバム、ボクは最近のU2っぽいなと思いました。昔からのファンにはちと不評ではありますが、これはこれでグーだと思います。来日公演行きたい。

第53回 お勧めの3枚 
(2002/8/20)

Albert KingBest Blues Masters Vol.1」 発売年:1996年
今年のお盆、福岡に帰省する車の中でかけまくっていたアルバート・キングを今回ご紹介。
ブルースの巨人、アルバート・キング。このベスト・アルバムは、そのキャリアの中で一番輝いていた66年〜74年までのメンフィスの名門ソウルミュージック・レーベルであるスタックスでの活動期に焦点をあてている。
Albert KingBest Blues Masters Vol.2 発売年:1998年
上のVol.1に続いてベストVol.2。
スタックス・レーベルの活動期、ソウルの最上サウンドの作り手となるブッカーT&ザ・MGズがバックに付き、アルバートのモダンでファンキーな持ち味とミックスされ躍動感あふれるファンクなブルース・サウンドが生まれた。
ってなもんで車の中で聞くにはモウ最高!お尻でグルーブしながら、運転してました。

Albert King With Stevie Ray Vaughan「In Session」 発売年:1999年
83年、TV放映用のセッションをCD化したもの。スティーヴィー・レイ・ヴォーンはデビュー当時、白いアルバート・キングと言われただけあって、スロー・ブルースになると、もろアルバート・キング〜。このCDでも音色は違うものの、2人のアルバート・キングが弾きあっているように聞こえる。

第52回 お勧めの3枚 
(2002/8/5)

The Spencer Davis GroupThe Best Of Spencer Davis Group」 発売年:1967年
夏になるとスコーンと抜けるスティーヴ・ウインウッドの声が聞きたくなる。
64年にデビューにしたスペンサー・デイヴィス・グループは白人R&Bグループとして、イギリスでは超有名なバンドでありました。デビュー当時若干16歳だったウインウッドは、天才ヴォーカリストとして大きな話題になったらしい〜。確かにこの年齢でこのソウルフルさ、ただ者ではない。
このベスト・アルバム、まじカッチョイイのよ。

Blind Faith「Blind Faith」 発売年:1969年
スペンサー・デイヴィス・グループを抜けた後、ウインウッドはトラフィックを結成。3枚アルバムを残した後、結成されたのがこのブラインド・フェイス。クリームとトラフィックというイギリスを代表するグループが解散して出来たスーパー・グループが残した唯一のアルバム、クラプトン色はあまり感じられず、全体のサウンドはウインウッドが主導権を取っているカンジ。
TrafficJohn Barleycorn Must Die」 発売年:1970年
ブラインド・フェイス解散後、再結成されたトラフィック。新生トラフィックはウインウッドの色が更に強く押し出されたモノとなる。インプロヴィゼーション〜ジャズ・ロック〜フォークといった当時の音楽の流れをアルバムにうまーく反映させている。

第51回 お勧めの1枚 
(2002/7/20)

 Baden Powell 「The Best Of Baden Powell」 発売年:?(再発2000年)
2000年、63歳で惜しくも世を去ったギタリスト、バーデン・パウエル。ボサノヴァの王様と呼ばれているけど、収まりきれない凄いプレイが聴ける。サンバから取り入れた力強いリズムとクラシックまで取り込んでしまう超絶テクニック&センス。アップテンポ曲でのコード・ワークの素晴らしさは、これモゥ芸術品。
今年は1曲ぐらい弾けるようになりたいなぁ。

第50回 お勧めの1枚 
(2002/7/5)

Tim BuckleyAnthology」 発売年:2001年
ジェフ・バックリィの父ちゃん、ティム・バックリィ。
没後25年をこえた今もアシッド・フォーク界最大のカルト・ヒーローとして人気が高い。
その声はまるで天使のようで、声質のすばらしさにうっとりさせられる。
トラディッショナルなフォークにとどまらずジャズ、アヴァンギャルド、そしてR&Bの領域を駆けめぐった彼のエクストラ・レコードでの代表作からチョイスされた2枚組アンソロジー。ライブ音源、未発表音源なども収録されている。

第49回 お勧めの3枚 
(2002/6/20)

The BeatlesAnthology1」 発売年:1995年
The BeatlesAnthology2」 発売年:1996年
The BeatlesAnthology3」 発売年:1996年
映画「アイ・アム・サム」のサントラが欲しい。ルーファス・ウェインライト、ベン・ハーパーなど、計19組のミュージシャンが全曲ビートルズのカヴァーをやってるオリジナル・サウンドトラック。出来が良くて、結構売れているみたい。ベン・ハーパー1曲で買いだ。
そんなわけで、ビートルズを3枚紹介。このアンソロジーは、海賊版でしか聞くことの出来なかった未発表テイクやNGテイク等、レアな音源と25年ぶりの新曲を含む企画盤。ストロベリー・フィールズ・フォーエバーなど、デモの段階から少しずつ完成していく過程がうかがえて、とっても興味深い。

第48回 お勧めの1枚 
(2002/6/5)

Ani DifrancoLiving In Clip」 発売年:1997年
アーニー・ディフランコ、彼女のパーカッシブでファンキーなアコースティック・ギターを堪能するには、ライブ盤が一番。カミソリ・ギターとはよく言ったモノ。これは、2枚組のライブ・アルバム。イイ歌もきちんと聞かせます。とはいうものの実際にライブを見たことは、まだありまっせん。

第47回 お勧めの1枚 
(2002/5/20)

Lauryn HillMTV Unplugged 2.0」 発売年:2002年
ローリン・ヒル、ひさびさの新作はMTVアンプラグドの2枚組ライブ。しかも、なんとガット・ギター1本による弾き語り。
柄物のスカーフの上にちょこんと被った帽子、ジーンズ姿でアコギを持った姿が何とも絵になる。
ゴスペル、フォーク、レゲエ、ヒップホップ、R&B、ロック、ブルース・・・
このアルバムからはいろんな要素を感じ取ることが出来る。
1枚目、中盤あたりからの演奏が圧倒的。歌でグイグイ引っ張っていくリズムのすばらしさに感動。
あー黒人に生まれたかった。

第46回 お勧めの1枚 
(2002/5/5)

Norah JonesCome Away With Me」 発売年:2002年
ブルーノート・レーベル期待の新人、ノラ・ジョーンズのデビュー作。CDはジャズ・コーナーに置いてあるけど、中身はジャズっぽくない。どちらかというとキャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、リッキー・リー・ジョーンズみたいな雰囲気。ジャズ、ブルース、カントリー、フォーク、ソウルをうまーくブレンドさせてあって、何だか心地よい。ライブではピアノ弾き語りで、もっとジャズっぽい演奏を聴かせるらしい。スモーキーで甘い声質が何とも素晴らしく、シンプルなアレンジにとても合ってマス。
5月の連休中ずっと聴いてました〜。
 

第45回 お勧めの2枚 
(2002/4/20)

The Jon Spencer Blues ExplosionPlastic Fang」 発売年:2002年
文句なしにカッチョイイ、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの新作。スティーヴ・ジョーダンがプロデュースしているせいか、ちょいとストーンズっぽい。あと「ニューヨーク」あたりのルー・リードも入っちゃってる。いやーホンマに格好いい、ひさびさに燃えたぜ〜。 
The Jon Spencer Blues Explosion「Orange」 発売年:1994年
3rd.アルバム、問答無用のヒット作。ベースレス、3ピース・バンド特有のシャープな演奏、そこにパンク、ヒップホップ、ブルース、ソウルなどのおいしいタレを浸したスタイルには、度肝を抜かれた。。

第44回 お勧めの2枚 
(2002/4/10)

Jaco PastoriusJaco Pastorius」 発売年:1976年
ジャコパス、すげ〜ベーシスト。「これがベースの音なのかいっ?」っていう音出します。数年前、彼のように弾きたくてワタクシ、ベース始めましたが、とんでもないお話でした、オヨヨ。
ちょっと言葉では説明できないスゴイさ。
Joe Pass「Virtuoso」 発売年:1974年
ジャズ・ギター史上初めて(たぶん)、バック演奏なしのソロ・ギターのみでアルバム1枚を作っちゃったすごい男、ジョー・パス先生。
新鮮なコードワーク、緻密なフレーズ。ギター1本だけでここまで表現できるのか〜ってもんで、その後の人達に与えた影響は凄いらしい。

第43回 お勧めの3枚 
(2002/4/1)

Nick DrakeFive Leaves Left」 発売年:1969年
ベルセバ、コステロ、ポール・ウェラー、エリオット・スミス、ベン・ハーパー、ベス・オートン、REM、サニーデイ・サーヴィス・・・などなどニック・ドレイクを讃えるミュージシャンは多い。切なく痛々しくも美しく優しい彼の音楽。残したアルバムはわずか3枚。26歳の若さで亡くなり、その死後どんどん評価が高まっているというのは、天才たる証拠か? スバラシイ 1st.アルバム。
Nick DrakeBryter Layter」 発売年:1970年
大昔からファンだった人には不評であった2枚目。でも、ちょっと前に渋谷系として再発見され、崇められた経緯もあり、色々な聞き方が出来る作品。沢山の人が参加していて、元ヴェルベット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルなんかの名前も見える。色んなタイプのアレンジが聴けて、結構おもしろいと思うのだけれども・・。
Nick Drake「Pink Moon」 発売年:1972年
「生きている間にもっと評価されるべきだったのになー」と言ってしまいたくなるシンプルな弾き語り系3枚目。アルバム発売当時、一般の人々にはこのアルバムも全く評価されず、彼を更に悩ませ続けた。
でも今では「このアルバムすき〜」という人はすごく多い。
ボクも好き。

第42回 お勧めの3枚 
(2002/3/20)

The SmithsThe Queen Is Dead」 発売年:1985年
イギリス・イカスバンドを3組ご紹介。
まずはスミス。80年代のイギリス・バンドの中では最高にイカスでしょう。モリッシーとジョニー・マーの絡みは最高のモノ。その後のイギリス・バンドに与えた影響はかなりデカい。
このアルバムは彼らの最高傑作といわれる3枚目、楽曲の完成度が素晴らしいわね。
The Stone RosesThe Stone Roses」 発売年:1989年
スミス解散後、突然現れたストーン・ローゼス。期待されながら、アルバム2枚で解散。えらくあっけなかった。
これは、ファースト・アルバム。
(2枚目は、ツェッペリンみたいなwhoみたいなんだったのよね)
彼らが登場して、イギリスの音楽シーンが急激に盛り上がっていったような気がします。
Belle & Sebastian「Fold Your Hands Child, You Walk Like A Peasant」 発売年:2000年
スミス的なものを良い形で継承しているベルセバ。
何か、ジャケットの感じも似ている気がする。ホンマ綺麗なメロディーです。こんなんによわいのよ。

第41回 お勧めの3枚 
(2002/3/10)

Jeff Beck GroupJeff Beck Group」 発売年:1972年
前回に続いてジェフ・ベックで3枚ご紹介。
ブッカーT.&MG'sのギタリスト、スティーブ・クロッパーをプロデュースに迎えた作品。そのせいか、聞きやすくソウルフルでセンスの良い出来。ロッド・スチュワートがヴォーカルだった頃よりも個人的には好き。
Beck, Bogert And AppiceBeck, Bogert And Appice」 発売年:1973年
ロック・トリオ、BBAが好きな人、割と多いみたい。ジェフのギターは全面には出てなく、ハーモニーを生かしてバランスの良さを保っている。ジェフのバンドというよりは、カクタス+ジェフ・ベックといった感じ。しかしながら、曲それぞれは、すこぶるカッチョ良い。
Jeff Beck「Who Else !」 発売年:1999年
にゃんと、10年振りに出たアルバム。普通、年を重ねる毎にプレイは渋くなっていくものだが、ジェフ・ベックの場合、更にぶっ飛んじゃっている。テクノ〜ブルース、アイリッシュ、中近東風まで色んなスタイルが聴けて、モウ・・まいった。
これ、BECKの新作と思って買った人がいたみたい。ジャケットにBECKと大きく書かれいて、その前に小さくJeffと書いてある。さすがである。

第40回 お勧めの3枚 
(2002/3/1)

The Chemical BrothersDig Your Own Hole」 発売年:1997年
最近、4thアルバムが発売されたケミカル・ブラザース。テクノにおける正統派ブレイク・ビーツを継承する彼ら。テクノといっても、彼らのアルバムの中にはディスコ、ヒップホップ、ビックビート、サイケデリック・フォークなどが混在する。個人的に好きなのは、ケミカル・ビートといわれるムンムンのトラックに挟まれた静かで落ち着いたトラックたち。そんな10曲目、このCDではベス・オートンがヴォーカルを取っている。
ProdigyThe Fat Of The Land」 発売年:1997年
ケミカル・ブラザースを更にロックっぽくした感じのプロディジー。バンド・メンバーのメイク(コスチューム)もインパクトあり。ジャケットのデザイン好きだなぁ
Jeff Beck「You Had It Coming」 発売年:2000年
この流れでジェフ・ベックが来るのが不思議。そんでも、このアルバムを聞くとわかる。
ジャングル・ビート、ドラムン・ベース、テクノをバックにジェフ・ベックの鋭いギターが絡みつく。プロディジーをバックにギターを弾きまくっているかのよう。
とは言うものの、もの哀しくて美しい〜曲も入っていて、バランス良い。

第39回 お勧めの3枚 
(2002/2/20)

Carole KingTapestry」 発売年:1971年
今度は、ポップ/ロックな女性シンガーを選びました。
キャロル・キング「つづれおり」。
彼女がシンガー・ソングライターの代表格として知られるようになったのは、この大ヒット・アルバムから。
非常に良質のアルバムで今も古さを感じさせない。
チョコチョコ聴いてしまう。
Janis JoplinPearl」 発売年:1971年
ジャニス・ジョップリンのラストアルバムにして、名盤。
制作途中で彼女が亡くなったため、アルバム最後の曲にはヴォーカルが入っておらず、
インストゥルメンタルとなっている。この曲だけ独特のオーラを放っている。
圧倒的な歌とバックバンドの素晴らしい演奏、ブレンド具合がすばらしい。

Alanis Morisette「Jagged Little Pill」 発売年:1995年
アメリカを代表するシンガーとなった雰囲気のアラニス・モリセット。これはアメリカでのファースト・アルバム。
レッチリのフリー&デイヴ・ナヴァロなどが参加している。
声、曲、アレンジのバランスがいい。
でも1枚目がピークになっているようで残念。

第38回 お勧めの3枚 
(2002/2/10)

Aretha FranklinLady Soul」 発売年:1967年
ソウルな女性シンガーを選んでみました。
1人目はアレサ・フランクリン。ゴスペルをベースとした圧倒的なヴォーカルは、それ以降の女性ソウル・シンガーに大きな影響を与えている。
これは初期の大ヒットアルバムで、カバー曲とオリジナル曲の曲順がよく考えられている。
7曲目にエリック・クラプトンが参加していて、絶品のオブリガードが聴ける。
このころのクラプトンは最高だった。
Roberta FlackFirst Take」 発売年:1969年
ロバータ・フラックのデビュー作。クラシックを学び、デビュー前はピアノの弾き語りで、ジャズをクラブなどで歌っていたという。
このアルバムは、そういった彼女のバック・グラウンドが反映されて、ジャズ・クラシック・ゴスペル・R&Bなど様々な要素が混在している。
天才だなぁ。
Lauryn Hill「Miseducation」 発売年:1998年
詞・曲を自作し、セルフ・プロデュースまでこなしたローリン・ヒルの初のソロ・アルバム。
23曲も入ったこのアルバム、最後まで全く飽きさせない。
発売後の夏、ずっと聴いていた。
ディアンジェロ、メアリー・J.ブライジ、サンタナとの興味ぶかいコラボレーションも実現した作品。

第37回 お勧めの3枚
 (2002/2/1)

The VerveUrban Hymns」 発売年:1997年
90年代のブリット・ポップ、傑作の1枚と言われたザ・ヴァーブの3枚目。このアルバム発表後、バンドは解散してしまうのじゃ。残念無念。
確かにすんばらしい出来。いまだに良く聴く1枚だぜっ。
Richard AshcroftAlone With Everybody」 発売年:2000年
上のザ・ヴァーブのフロントマン・ヴォーカリスト、リチャード・アシュクロフトのソロ。哀愁を帯びた独特のメロディー、濃厚なアレンジ、ヴァーブ時代を漂わせながら、いい感じでございます。グー
Tom Mcrae「Tom Mcrae」 発売年:2000年
ロンドン出身のシンガー/ソングライター。
エリオット・スミスのサポート、ポール・ウェラーの前座としてライブ活動を行っていたトム・マクレーのデビュー作。
シンプルなギター、ピアノ、ストリングス、パーカッション、おかずにノイズや環境音など挟んで、綺麗なメロディーを切なく緊張感を持って歌い上げる。
ジャケットのようなモノクロの映像的感覚を味わえる。
セカンド、どうなるのか?  

第36回 お勧めの2枚 
(2002/1/20)

BjorkVespertine」 発売年:2001年
この前、ニュース23に出ていたのでビョークを紹介。これは、昨年出た最新作。
彼女の音に対するこだわり&センスは相当なモノ。一聴するとヘンテコな音をサンプリングして絵を描くように音をちりばめている。スンゴイ音の密度。そこにビョークの歌の存在感が加われば、怖いモノなしってカンジ。
今回のアルバムは、どこか冬景色を想定させる穏やかな感じになっております。
BjorkSelmasongs」 発売年:2000年
主演も果たした映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラ。
曲中でちりばめられている音は「プゥー」「ガガガ」「ピー」とか「ドシュッ」ってな感じのいわゆる”生活音”。映画の場面、場面にて、そういったリアリティのある音を選択して曲を構築させている。

それにしてもビョークって、いったい何歳なのだろう・・・? すごく幼くも見えるし、特別な強さを感じる時もある。とっても不思議な人だ。

第35回 お勧めの2枚 
(2002/1/10)

サニーディ・サービスLove Album」 発売年:2000年
たまには、日本のモノから2枚チョイス。
このアルバムを最後に解散してしまったサニーディ・サービス。デビュー当時は、はっぴいえんどやフリッパーズ・ギター、初期のスピッツなんかと比較されていたけど、徐々に独自の世界を作りあげていった。ボクは彼らが作り出すサウンド、詞、メロディーどれもがとっても好きだった。解散はとても残念〜。
中村一義ERA」 発売年:2000年
彼もスゴイ。マイペースな活動ながら才気あふれるアイデア〜。ライブもやらないし、テレビにも出ない(カローラのCMには出ていたけど)。もっと活躍して欲しいと思うのは、ボクだけではないはずだべ。

第34回 お勧めの3枚 
(2002/1/1)

The Beatles「Sgt.Pepper's lonely Hearts Club Band」 発売年:1967年
2002年の第1弾は、なぜかビートルズ。
このアルバム、当時の音楽界、若者の意識まで多大な影響を与えたといわれる8枚目の作品。自分たちをサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドというバンドに見立て、アルバム全体を通して、架空の幻想的なイメージを表現している。ビートルズがグループとして1つの方向性を持って活動していたのはこのアルバムまでである。
The Beatles「The Beatles」 発売年:1968年
各メンバーの個性が浮き彫りになった作品で、それぞれが好きな事をやり、それをビートルズという名で出しました〜っていう感じの2枚組アルバム。多彩なナンバーが沢山入っていて、もの凄いボリューム感を感じる。
これすきなんだよな。なんかインディーズっぽくて。

The Beatles「Abbey Road」 発売年:1969年
実質的なラストアルバム。お見事!としかいいようのない内容。「最高傑作」という人も多く、確かに1曲1曲の美しさは文句の付けようがない。解散寸前の状況下で、バンドとして緊張感のようなものを感じる1枚。
ありきたりだけど、やっぱすげーバンドだ。


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