更新日:2021年3月1日
管理業務主任者の通信講座を選ぶ際に、通学教室を運営しているTAC、LECなどの大手資格予備校と、教室を運営していないフォーサイト、スタディング、ユーキャンなどの通信講座専門校のどちらがよいのか迷うと思います。
管理業務主任者の通信講座では、TACなどの大手資格予備校は、教室運営のコストがかかるため、通信講座であっても高額な受講料となりますが、フォーサイトなどの通信講座専門校は、教室運営のコストがかからないため非常に低価格です。
TACなどの大手は受講料は高額ですが、知名度も実績もあり、優れた講座であることはわかりきっています。しかし、フォーサイトなどの通信講座専門校は、受講料は安く、知名度も低いですが、果たして大手の通信講座よりも劣っているのでしょうか?
このページでは、この疑問を紐解いていきたいと思います。
私の見解では、管理業務主任者通信講座の良し悪しを決定づけるのは、究極的には、「講師」と「教材」に尽きると思っています。
もちろん、他にも様々な要素はありますが、例えばカリキュラムですが、結局のところは、教材に沿ってインプット講義とアウトプット講義があるだけです。教材に基づく講義ですから、つまり、講師と教材です。
サポート体制(質問対応)も、多少は影響するかもしれませんが、おそらく質問を利用する機会はそれほど多くないと思いますので、大きな影響はないと思います。
資格予備校の蓄積したノウハウや、組織的な過去問分析などが、メリットとして考えられるかもしれませんが、なんだかんだ言いながら、結局は資格予備校の名物講師やカリスマ講師の力に依るところが大きいと思います。結局は、講師です。
価格の差は、教室運営をしているかどうかで違いが出てくるだけです。
つまり、「講師」と「教材」で比較し、それが同じレベルなら、迷わず安い方を選べば良いのです。というのが私の考え方です。
ということで、管理業務主任者通信講座について、大手資格予備校の代表格であるTAC・LECと、通信講座専門校として私がおススメしているフォーサイト・スタディングとを、講師と教材に絞って比較しながら検証していきたいと思います。
執筆者 大西雅明 |
![]() 執筆者紹介 |
- 管理業務主任者の通信講座について、受講料、講義、テキスト、カリキュラム、セールスポイントなどから総合的に評価したおすすめ通信講座は「管理業務主任者のおすすめ通信講座【比較ランキング!】」でご紹介しています。
管理業務主任者通信講座4社の「受講料」の価格差【大手資格予備校vs通信講座専門校】
まずはじめに、管理業務主任者通信講座について、大手資格予備校2社(TAC・LEC)と通信講座専門校2社(フォーサイト・スタディング)の受講料の価格差を確認しておきたいと思います。
なお、管理業務主任者の通信講座は、マンション管理士とのW受験を目指す形態のものが多いことから、ここでもW受験の通信講座について確認することとします。※管理業務主任者のみを受講できる講座は、単独の受講料も併記しています。
学校名 | 講座名/受講料 | |
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TAC |
通信講座名・受講料
マンション管理士/管理業務主任者 W合格本科生S【2021年向け】 [Web] 2021年3月末まで→ 119,000円 [DVD] 2021年3月末まで→ 125,000円 ※「管理業務主任者」のみの場合→[Web] ![]() ⇒ TAC 公式サイト |
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LEC |
通信講座名・受講料
管理業務主任者・マンション管理士 W合格コース【2021年向け】 [Web] 2021年3月末まで→ 100,320円 [DVD] 2021年3月末まで→ 125,400円 ※「管理業務主任者」のみの場合→[Web] 83,600円 ![]() ⇒ LEC 公式サイト |
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フォーサイト |
通信講座名・受講料
マンション管理士+管理業務主任者合格講座 バリューセット2【2021年向け】 <マン管+管業+答練講座> [Web] 63,800円(税抜) ※「不合格者」全額返金保証! ※「管理業務主任者講座」のみの場合: ![]() ⇒ フォーサイト 公式サイト |
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スタディング |
通信講座名・受講料
マンション管理士/管理業務主任者 合格コース【2021年向け】 [Web] 36,800円(税抜) ![]() ⇒ スタディング 公式サイト |
以上のように、管理業務主任者通信講座の受講料は、大手資格予備校2社は、概ね10万円前後ですが、その一方で、通信講座専門校2社は、4万円〜6万円程度になっています。
ということで、大手資格予備校と通信講座専門校とでは、約2倍もの大きな価格差が存在しているということになります。
しかし、この価格差が、講座の良し悪しを左右するものではないということを、以下で見ていきたいと思います。
管理業務主任者通信講座4社の「講師」を徹底比較!【大手資格予備校vs通信講座専門校】
それでは、管理業務主任者通信講座の比較項目である「講師」・「教材」のうちの『講師』について、詳しく見ていきたいと思います。
学校名 | 看板講師 | |
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TAC |
小澤 良輔 講師
≪著書≫
≪講義スタイル≫ 講義は、通学教室を収録したものです。黒板に板書しながら講義を進める授業スタイルです。 |
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LEC |
亀田 信昭 講師
≪著書≫ −−− ≪講義スタイル≫ 講義は、通信講座専用に収録されます。手元のテキストや資料を画面に映し出しながら講義を進めるスタイルです。 |
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フォーサイト |
窪田 義幸 講師
〜 業界ナンバーワンの驚異の合格率を生み出す! 〜
≪著書≫
≪講義スタイル≫ 講義は、通信講座専用にスタジオ収録されます。適宜、画面にフルカラーテキストを映し出しながら説明するスタイルです。 |
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スタディング |
竹原 健 講師
〜 管理業務主任者・マンション管理士をはじめ、宅建士、行政書士など受験指導界のカリスマ講師! 〜
≪著書≫
ほか、宅建、行政書士、マンション管理士などの受験指導書を含め、著書多数 ≪講義スタイル≫ 講義は、通信講座専用にスタジオ収録されます。作り込まれたフルカラーのスライドを画面に表示しながら講義を進めるスタイルです。 |
管理業務主任者の講師としては、スタディングの竹原 健 講師がズバ抜けたカリスマ講師ですが、フォーサイトの窪田 義幸 講師も業界ナンバーワンの合格率を生み出す実績の持ち主です。
LECとTACの講師も、これまで数多くの合格者を生み出すなど十分な実績があり、引けを取りません。
管理業務主任者通信講座4社の「教材」を徹底比較!【大手資格予備校vs通信講座専門校】
それでは次は、管理業務主任者通信講座の比較項目である「講師」・「教材」のうちの『教材』について、詳しく見ていきたいと思います。
TAC
TACの管理業務主任者通信講座の教材は、本試験の傾向を分析し、長年の受験指導のノウハウに基づき開発されたTACオリジナルの教材となります。インプット教材として、「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト」、アウトプット教材として「過去7年問題集」が使用されます。テキストの印刷は2色刷りです。 <総合テキストの特徴>
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LEC
LECの管理業務主任者通信講座の教材は、LECオリジナルの教材が使用されます。 インプット教材は、「管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」、アウトプット教材は、管理業務主任者・マンション管理士「一問一答集」「分野別過去問題集」が使用されます。テキストの印刷は、2色刷りです。 <「合格テキスト」の特徴>
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フォーサイト
フォーサイトの管理業務主任者通信講座の最大の特徴が、この教材にあります。業界初の見やすくて記憶に残る、フルカラーテキストと特許取得の完全オリジナルのeラーニングシステムです。 教材としては、マンガ、基礎講座テキスト、過去問題集などが用意されており、eラーニングは、講義の受講からテキスト参照、ゲーム感覚で取り組める確認テスト、一問一答式の単語カードや学習プラン作成まで充実した機能を備えたeラーニングシステムとなっています。 <テキストの特徴>
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スタディング
スタディングの管理業務主任者講座では、すべての教材がオンラインで提供されるため、スマホのみで学習を完結させることができる学習スタイルとなっています。 基本講義では、オリジナルのフルカラーWebテキストが使用されます。 スタディングの最大の特徴のひとつとして、印刷物のテキストなしで、スマホだけで分かるようテレビ番組のようなスタジオで、重要なポイントをスライドで示しながら説明していくスタイルとなっており、このスライドは、できるだけ図で解説したり、具体例(ケース)で理解できるように工夫されています。 そして、もうひとつの最大の特長は、アウトプット用教材のWeb問題集です。 スマート問題集、セレクト過去問集などがすべてスマホ等で利用することができ、いつでもどこでもアウトプット学習もすることができるようになっています。 システムの機能として、メモ機能があるため、ノート代わりにメモをとることができますし、このメモを含めて、テキストや問題集などの全文検索機能があるため、調べたい事柄は一発で検索することができます。 また、問題集では、間違えた問題や復習が必要と自分でチェックした問題を抽出して復習できる機能もありますので、効率的に知識を習得していくことができるようになっています。 |
管理業務主任者通信講座の教材に関しては、TACもLECも、それぞれ工夫された特徴はありますが、一般的な市販されている教材です。
それに比較して、フォーサイトのフルカラーテキストと特許取得のeラーニングシステムは、ずば抜けて優れています。
また、これら3社と直接の比較はできませんが、スタディングは、印刷物の教材を使用せず、画期的なeラーニングシステムにより、すべてスマホ等を使って学習する形態となっており、机に向かって学習する時間を確保できない方には非常に有効な学習スタイルとなっています。
管理業務主任者通信講座【大手資格予備校vs通信講座専門校】徹底比較まとめ!
以上のように、管理業務主任者の通信講座について、大手資格予備校と通信講座専門校とを、「講師」と「教材」に絞って比較してきました。
おわかりのように、講師は、大手資格予備校も通信講座専門校も遜色がありません。
そして、教材については、上記で見たように、通信講座専門校のフォーサイトやスタディングの方が優れた特徴を持っています。
それに加えて、フォーサイトもスタディングも、優れたeラーニングシステムを備えています。
そしてさらに、受講料が、大手資格予備校の半額程度で、これだけの講座を受講できるわけですから、管理業務主任者の資格講座として、「通信講座専門校」を選ばない手はありません!!
⇒ フォーサイト 管理業務主任者通信講座 公式サイト
⇒ スタディング 管理業務主任者通信講座 公式サイト
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