試験研究室のご紹介

はじめに

試験研究室では,従来,お客様からの高い信頼を得るために,自社製品の試験業務を行ってまいりました。

昨今,新素材開発などで試薬の高純度化へのニーズが高まってきており,当社でもより多くのお客様に弊社の製品を安心して御使用いただくため,ICP-AES等の高感度分析装置を併用した自社製品の試験分析業務を平成10年より開始し,同時に従来の分析技術で培ったノウハウを生かして微量元素の新規分析方法の開発にも取り組んでおります。 さらには,当社では常時60元素以上の各高純度金属標準溶液を取り揃えており,これらを用いた委託分析についても本社窓口にてご相談に応じさせていただいております。

これからも,高品質,高精度な分析試験によって,より多くのお客様からさらに高い信頼を得られるよう,より一層の努力をしてまいります。

業務内容および設備

業務内容
化学機器
研究業績

試験研究室を覗いてみると・・・

作業室全容

(左写真)

試験研究室の作業室の全容です。ここで分析試験に必要な各種前処理作業を行います。 写真撮影をしたときは,たまたま床面ワックス掛けを行っている最中でしたのでゴミ箱等が作業台の上に乗っていました。

測定室全容

(右写真)

試験研究室の装置がこの部屋の中にすべて収まっています。作業室で前処理した測定溶液をこの部屋にある装置で分析,測定します。

ICP-AES

(左写真)

誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP-AES)です。高純度の化合物や金属中の不純物を測定するには欠かせない装置です。

熱重量分析装置と示差走査熱量分析装置

(右写真)

左から熱重量分析装置と示差走査熱量分析装置です。これらは化合物中の水分子の数を決定したりするのに用います。

電気マッフル炉

(左写真)

これは電気マッフル炉という装置です。 試料を高温で処理して酸化物にしたり,溶融したりするための装置です。

これら以外にも,紫外可視吸収スペクトル測定装置と超純水製造装置(微量元素を分析するのに必要な水を製造する装置)があります。