コラム

社員の化学日記 −第57話 「暑くなると」−

春ですね!まだまだ,朝晩と日中の気温差があり,春が来た〜とは言えない?とはいえ,一気に夏?と思うほどの暑い時もありますよね。 そんな時,飲みたくなるのが冷たいもの。 基本的に,お茶と美味しい水が好きですが,たまに甘くないただの炭酸水が飲みたくなります(#^.^#)

ところでこの炭酸水,プリーストリーという科学者が発明をしたのですね! 酸素を発見したことで有名な方だそうですが,科学・化学に興味のなかった私は知りませんでした(汗)

さて,炭酸水いわゆるソーダを子供は飲みたがるようになりました。 でもね,歯医者さんにペットボトルの中にスティックシュガーが何本も入った物が置いてあり, 「炭酸水を飲むことは,大量の砂糖を摂取するということです。」なんて注意書きがあるものだから,たまにしか飲まないようにしています。 もうひとつの理由が,私の記憶で鮮明に残っている小学校での理科の先生の実験…。 炭酸水の中に,抜けた歯を入れておいて,まるでこんにゃくを切るかのように歯を切ってしまったあのショックは,きっと一生忘れないと思います(+o+)

さて,今日のテーマは,『炭酸ジュースの化学』です〜。

ご存知,水素と酸素と炭素でできていて,水に溶けた二酸化炭素ガスが泡を作っています。 圧力をかけて大量の二酸化炭素を水に溶かして蓋をするので,蓋を開けると圧力が弱まって水から気体が出て,あの美味しそうに感じるシュワシュワという音をたてるそうです。 でも,これだけでは甘くないし,歯も溶けません。 そこに砂糖と着色料と香料,保存料が入ってあのソーダが完成するわけです。 中でも砂糖はスティック8本分でしたっけ?もっとでした?・・・(+o+) その砂糖が酸に溶けるともっと悪くなるようですね。 二酸化炭素が水に溶けて炭酸の液体になり,酸が歯のエナメル質を溶かしてしまう・・・(´-ω-`)。 うーん,8020を実践しようと思っているから,ソーダは控えよう・・・。

というわけで,あっという間に本題が終わってしまいました(笑)

余談で,ソーダの生みの親,科学者プリーストリーさん, 専門は電気と化学だそうですが,実験のかたわらで英文法,神学,形而上学など科学以外の勉強もしていたそうです(゚o゚;; 一つのことを極めるのも素敵ですが,全然違う分野を極めてしまう事も素敵だと思いませんか? 意外性があって。

【河内マダム 改め 大阪マダム】

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