コラム

社員の化学日記 −第157話 「むしむしじめじめ」−

夏ですね。暑い季節がやってきました。

暑くなると洗濯物がよく乾きます。洗濯好きの我が家(私とは言ってない)では洗濯物が多く、毎日洗濯機が働いてくれてます。

ちょっと前まで、雨の日や寒い日は洗濯物を外には干さず、浴室乾燥機を使用して乾かしておりましたが、これがかなり電気代がかかることに最近気づきました。

4人家族で月2万円という請求額を見て驚愕。電気代を節約しなければ!と電気代節約について調べたところ、電気代爆上がりの犯人(?)は浴室乾燥機でした。

浴室乾燥機の電気代は1時間あたり約32円だそうで、1日だいたい10時間乾燥させている我が家では32×300=9600円となります。そりゃ月2万超えてしまいます。

そこで、洗濯物はできるだけ外で干すようにし、雨の日は除湿器を使っての室内干しに変更しました。

毎回パンパンになった除湿器のタンク水を捨てるのが私の役割になっていますが、けっこう短時間で水がたまります。

空気中の水分が水になって目で見えるようになると湿度について考えてしまいます。

自宅の湿度についてはクーラーに湿度計機能があるのですが、これは相対湿度計であり、絶対湿度ではありません。

相対湿度と絶対湿度、皆さんも小学校の時、百葉箱(今はもうないのかな?)で習ったあれです。

相対湿度は温度によってかなり変わります。

これは飽和水蒸気量(その温度、気圧時における最大の水蒸気量)が変わることによって相対湿度が変わるからです。

対して、絶対湿度はその空間にどれだけの水蒸気量があるかの絶対値になります。kg(水分量)/kg(空気の重さ) や、g(水分量)/m3(空間の体積)などで表示されます。

例えば、洗濯物を乾かすときは相対湿度が重要になります。

相対湿度が100%(水蒸気が飽和状態)であれば、洗濯物から水蒸気となって水分が出ていかないからです。

絶対湿度は普段の生活ではあまり使用されません。個人的には絶対湿度計と温度計を知るほうが湿気分が分かりやすい気がしますが、一緒になった室温計はあまり見かけません。

難しい話はしない(できない)のでこれ以上話せません、中途半端ですがここで終わります。 暑くてムシムシする日本の夏、頑張って乗り切りましょう!

【栗林】

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