=== 数理糖尿病学研究室 ===

数学的手法を用いた糖尿病の研究室です

(世界一精密で世界一難解な糖尿病の数学的生理学的研究)

 医学研究においては,統計学的手法を用いて診断方法や治療方法の有効性を解析することが中心ですが,私達は,統計学的な方法ではなく,生理学的病態を数学的に解析するという方法で研究してきました.長年の研究の結果,いろいろな面白い結果が得られ,臨床的に有用なものは学会等で発表をしてきました.しかし,研究者としての視点からは,研究で得られた個々の成果よりも,数学的な研究手法そのものの方がずっと興味深く,かつ独創的であると考えています.私達の行ってきた研究方法は数学的解析をベースにしているため,理工系の専門的な教育を受けなければ正確に理解することは困難であろうと思います.一方,医学的な意義については,糖尿病の専門医でなければ有用性を理解していただくのが難しいかも知れません.私達の研究は,独創的であればあるほど,通常の臨床系学会での発表で多くの方に理解していただくのは困難なように思われます.しかし,このような通常の医学研究とは全く異なる面白い研究が存在するということを,多くの方々に知っていただきたく,このホームページを立ち上げました.関心を持っていただける方が一人でも現れれば幸いです.
 本ホームページの内容は,私達が研究してきた内容に限られています.一般的な教科書的内容にはほとんど触れていません.現時点では「第1部.HbA1cとグリコアルブミン」のみですが,今後,新たな研究テーマが増えれば,追加していきたいと思います.内容は下記の目次に示した通りですが,完成次第,アップロードする予定ですので,ご期待ください.
 本ホームページにはオリジナルのスライドや未発表のデータも含まれています.いずれも自由に利用していただいて構いませんが,研究や論文に利用される場合は御一報ください.また,これまでの研究には主としてEXCEL-VBAを用いて解析ソフトを作成してきましたが,ダウンロードすれば自由にお使いいただけるようにしたいと考えています.準備が整うまで,お待ちください.

2018年8月吉日 数理糖尿病学研究室 室長 田原保宏 
明舞中央病院 糖尿病内科      
〒673-0862 兵庫県明石市松が丘4−1−32   

            目     次

第1部 HbA1cとグリコアルブミン

第1章 HbA1cはいつの血糖を表すか?
 1.1) HbA1cと過去の血糖の関係:臨床データから解析
 1.2) HbA1cと過去の血糖の関係:数学的に解析
 1.3) HbA1cと過去の血糖の関係:図形で説明

第2章 グリコアルブミンはいつの血糖を表すか?
 2.1) グリコアルブミンと過去の血糖の関係:数学的に解析
 2.2) グリコアルブミンと過去の血糖の関係:図形で説明
 2.3) グリコアルブミンにおけるグルコース複数結合と測定値の関係

第3章 血糖変化に対するHbA1cとグリコアルブミンの応答
 3.1) 血糖変化に対するHbA1cの応答
 3.2) 血糖変化に対するグリコアルブミンの応答

第4章 HbA1cとグリコアルブミンの精度と誤差
 4.1) HbA1cとグリコアルブミンの精度,誤差,バイアス
 4.2) 透析患者におけるHbA1cの低下
 4.3) 肥満によるグリコアルブミンの低下

第5章 HbA1c,グリコアルブミン,血糖値の相互変換
 5.1) 従来法による回帰分析の問題点とMeasurement Error Model
 5.2) HbA1cとグリコアルブミンの相互変換
 5.3) 
HbA1cと血糖値の相互変換

第6章 HbA1cとグリコアルブミンの乖離
 6.1) HbA1c-グリコアルブミン対比チャート
 6.2) 乖離度からHbA1cとグリコアルブミンの誤差を計算する

第7章 HbA1cとグリコアルブミンの個別化と標準化
 7.1) HbA1cとグリコアルブミンの個別化はなぜ必要か?
 7.2) CGMを用いたグリコアルブミン糖化係数の決定:理論的解析
 7.3) CGMを用いたグリコアルブミン糖化係数の決定:具体的方法
 7.4) HbA1c糖化係数の決定
 7.5) HbA1cとグリコアルブミンの個人差の補正と標準化

参考文献

室長プロフィール

リンクの設定されていない項目は作成中です.完成するまで,お待ちください.

お詫び:このホームページは糖尿病研究者を対象にしています.個々の患者様の質問や疑問にお答えすることはできませんのでご了承ください.