8月


9日
アメデオ・アボガドロ(Amedeo Avogadro)(1776〜1856)イタリアの化学者、物理学者。

トリノで生まれました。最初は法律を学び弁護士となりましたが。1800年24歳の時から数学と物理学を独習しはじめました。そして1803年には自然科学の研究を開始し、1809年にトリノ大学の助手になり、1820年ついにはトリノ大学教授となっていいます。

この間、1811年には、すべての気体は等温等圧のもとで同体積中に同数の粒子を含むといういわゆるアボガドロの仮説 (後のアボガドロの法則 ) を発表しています。さらに単体の気体分子はいくつかの原子から構成されるとして原子・分子の概念を明確にし、これによりドルトンの原子説とのゲーリュサック気体反応の法則を矛盾なく説明しました。

しかし、この仮説は長い間認められず、この説は1858年にカニッツァーロによってその意義が正しく理解され、約50年後の1860年、カルルスルーエにより国際化学者会議で紹介されてようやく公認されるようになりました。
ドルトン
イギリスの化学者、物理学者。気体分圧の法則・倍数比例の法則を発見。また原子論を提唱し、近代化学の確立に貢献した。

ドルトンの法則(ほうそく)
1801年、ドルトンが発見した気体の分圧に関する法則。数種の気体が混合しているとき、それらの間に化学変化が起こらないならば、混合気体の圧力は、それぞれの気体が単独の場合に示す圧力(分圧)の和に等しいというもの。
ゲーリュサック
フランスの物理・化学者。気体膨張の法則、大気の成分比の発見、硫酸製造法を改良し、ゲーリュサックの塔を発明するなどの功績があった。

気体反応の法則
化学反応において、反応する物質と生成される物質が気体であるとき、同温、同圧のもとでは、それらの気体の体積の間に簡単な整数比が成り立つという法則。


   トップページに     今日生まれの偉人伝に