石川虚舟
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 《玉兔》   
石川虚舟 2010
 
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石川虚舟/造形 2005~
 
 
 
 

石川虚舟 《 玉兔 》 2010
 
バンコクで現政権派とタクシン派が相争う。
サラボーン駅近くのソイ(路地)で、炉(七輪)を購入。
その日も、大通りは赤シャツ・デモ隊で溢れていた。
1週間後、その高架駅から爆弾が投下される。変革はいかに。
 
 
 
日魂玉兔脂、月魄金鳥髄。
衿来帰鼎中、化作一泓水。
薬物生玄竅、火候発陽炉。
日魂には玉兔の脂、月魄には金鳥の髄。
持ち帰り鼎の中に入れ、融合し清水にする。
薬物が玄妙な竅に生じ、火候が陽炉に発する。
 
⇒  張伯端 『金丹四百字』
 
【劉一明・註解】
 tr. by Thomas Cleary
 
日魂、金鳥=霊知の精華
The finest part of conscious knowledge
 
玉兔、月魄=真知の慧光
The light of wisdom of real knowledge
 
『易経』では、離下兌上は「革」。
火(離)の上に沢(兌)があり、 水火相争い陰陽相剋して、 四時の変革がもたされる。(虚舟)