室生寺
「室生寺」は「桓武天皇」が東宮時代に病気になられた時、龍神信仰の室生山で行われ
室生寺は現在、「真言宗室生寺派」の大本山ですが、法相宗、天台宗、真言宗の影響
室生寺は奈良県宇陀郡室生村という村に存在するだけに、喧騒の都会とは違い秘境 |
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![]() 室 生 川 |
室生山は龍神を祀る聖地として崇められており、人々は室生川の清流で禊をして身 |
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「表門の石標」には「女人高野室生寺」とありますが、これは「女人禁制の高野山」に対 |
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![]() 阿形の仁王像 |
「仁王門の石標」には「女人高野 大本山室生寺」とあります。 |
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石楠花の「鎧坂」 新緑の「鎧坂」 |
自然石が積み上げられた急坂の「鎧坂(よろいざか)」です。この坂を上がりきると正 |
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「金堂」の周囲は杉木立で囲まれていて超広角のカメラでないと金堂の全景が撮影で |
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![]() 礼堂部分 |
屋根は「柿葺(こけらぶき)」で、柿葺屋根の微妙な曲線は本瓦葺では絶対に成しえな 柿葺の建物は「桂離宮」「如庵」などがありますがやはり京都に多く存在いたします。 |
![]() 連子窓の唐戸面 |
![]() 大 斗 肘 木 「斗栱と蟇股の話」をご参照ください。 |
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「礼堂の蟇股」には「薬壷」が彫刻 |
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「本尊」は「伝 釈迦如来像」といわれておりますが、 |
「延暦寺薬師如来像」の「朱衣金体」の影響を受けたといわれており、衣の彩色はベ
薬師如来から釈迦如来に改名されましたが堂内にはもう一体の薬師如来像がある |
![]() 十一面観音立像 |
「十一面観音像」も本尊と同じく榧の一木造です。 |
※ 地蔵菩薩については「地蔵菩薩のお話」の安産寺をご参照ください。 |
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「軍荼利(ぐんだり)明王」は「天 |
![]() 弥 勒 堂 |
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「弥勒堂」は素朴で飾り気のない建物で周囲の樹林に溶け合っております。近い将来 |
![]() 釈 迦 如 来 坐 像 |
「釈迦如来像」は榧の一木造です。 |
釈迦如来象は「撫仏(なでぼとけ)」です。昔、多くの仏像は撫仏といって、悪い病気 |
![]() 本 堂(灌頂堂) |
真言密教のお寺になる |
東照宮」の「銅板葺」が誕生いたします。「瑞龍寺」には「鉛板葺」の仏殿があります。 |
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![]() 大仏様の木鼻 |
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![]() 妻飾は禅宗様の虹梁大瓶束 |
桧皮葺の屋根に草が茂っていて生きた「草葺」の屋根にもなっております。日本人にとっては堪らない情景でしょう。昔、ありました「上土門」はこんな感じの中に花が咲いていたのでしょうか。 |
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![]() 柱昌院のお墓 |
「表門の石標」には「桂昌院」の |
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室生寺では最古の建造物と言われます |
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1998年の台風7号で、樹齢650年の杉の巨木が、五重塔に倒れ掛かり大きな被害を受 |
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水煙の代わりに「受花付き宝瓶(赤矢印」)で、その上にあるの |
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白色に塗られた軒裏、白い軒先の厚さは極端に厚くひときわ際立っていて、明るい |
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![]() 初 層 |
3重目以上の横連子が中央で開いていますが、中央が開くのは平安時代以降です。 |
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![]() シダ群落地 |
天然記念物の暖地性シダ(羊歯)の群落があります。
「イヨクジャク、イワヤシダ、 |
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![]() 無 明 橋 |
無明橋は上からの撮影で帰りの風景です。この無明橋を越えると左の急坂が始まり |
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![]() 眼下の室生村 |
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懸造の「位牌堂」です。懸造の舞台には休憩場所が設けられております。その舞台か |
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![]() 御 影 堂 |
「御影堂(みえどう)」は鎌倉 |
奥の院御影堂は三間堂、瓦棒付の厚い流板(ながしいた)の二段葺きです。四方は中 |
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