Viola da gamba 製作工程 [1]

 

(写真をクリックすると拡大することができます)

(1)ブロック成形
jpeg 左に見えるのが、ネックとボディと接続する大切なブロックで横板と完全にカーブを合わせます。
右上のはテルピースエンドが来る部分で、一番下のブロックです。 

 

(2)ブロック接着
jpeg 成形したブロックを型枠に接着します。
後で外しやすいように、型枠側に紙を張っておきます。

 

(3)横板の曲げ準備
jpeg 横板の材料です。

jpeg 横板はアイロンで熱を加えて曲げますが、そのままだと木が焦げたり折れたりしますので、水に浸けて曲げやすくしておきます。
特に中央の板はたくさん曲げますので、長い時間浸けておきます。

 

(4)横板の曲げ
jpeg アイロン(といっても普通の服などに使うアイロンではなく楽器専用の物です)で熱を加えて曲げますが、長時間水に浸けても表面からわずかしか水は浸透していません。
きれい虎杢の出ている木ほど折れやすいので、写真のような薄い鉄板を当てて曲げます。

 

(5)横板の曲げのチェック
jpeg コーナーブロックも慎重に横板に会うよう削りましたが、接着の前にもう一度チェックします。
少しでも合っていないとブロックを削ったり、横板を曲げ直したりします。

 

(6)横板の接着
jpeg チェックが終わると横板を型枠に接着します。
方法、工具などはいろいろありますが、私はゴムの力を借りて接着します。

 

(7)接着後の成形
jpeg 接着が終わると(数時間から半日置いておきます)接着用の工具を外し、ブロックに合わせて横板を成形します。

jpeg 残りの横板を接着していきます。

 

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