安全で豊かな中学校給食

実現求める署名にご協力ください

 大阪の中学校給食は、実施率12.3%(2010年度末)と、全国の8割以上に比べ際立って遅れています。日本共産党は、以前から中学校給食実施に向けて求めてきました。いま大阪府が補助金を出すことを決定して、中学校給食実現の機運が高まっています。

全国では当たり前の中学校給食

 大阪にいたら、中学校で給食がないのがフツーに感じていた方も多いと思います。全国では82%の中学校で給食があるのに対して大阪は約12%(10年度末)ときわめて低いからです。上原けんさくが06年に中学校給食の実現に向けて検討するよう質問しましたが、未だに東大阪も実施されていません。

安全で豊かな中学校給食を願う切実な声

 「朝7時からクラブがある。夏場、冷まして弁当箱に詰めようと思えば、母親は5時ぐらいから弁当を作らなくてはならない。腐らないか心配」、「下の子が障害児。上の子のお弁当を作る時に下の子の学校の準備でどうしても作れないこともある。給食があれば」「お弁当だとどうしても栄養が偏ってしまう。給食を」など、育ち盛りの子どもをもつ親の願いは切実です。

 また栄養バランスの良い食事を十分に取る意義は大きく、学校給食を「いつも全部食べる」児童生徒は、「いつも残す」児童生徒に比べ、「しばしば何もやる気がおこらない」「しばしばイライラする」割合が2分の1程度にとどまるなど、体の不調を訴える割合が低いとの調査もあります。

多忙な学校現場に配慮して実施を!

 一方、学校現場では教職員が休む暇なく働いているなかで、中学校で給食が実施されると、給食指導ができるのか?などの不安も出されています。

 こうした不安にこたえるためにも栄養教諭・栄養士の配置、教職員の正規雇用や少人数学級を進めるなど、“食育”にふさわしい環境整備が必要です。

 和泉市などでは、単独調理校で栄養教諭が食育にしっかり取り組み、教育委員会は「食育を進めることで教育効果がある」とも話をされています。

 東大阪でも、安全で豊かな中学校給食実現のため、署名にご協力下さい。

栄養教諭の国の配置基準
  児童生徒数 配置数
単独調理校 550人以上 1校に1人
549人以下 4校に1人
協同調理校 1500人以下 1人
1501人〜6000人 2人
6000人以上 3人

バナースペース

上原けんさく事務所

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