【自律神経と入浴効果】


【入浴と自律神経の関係】

入浴は、体温を上昇させ、血行を促進させる効果があります。
そして入浴は、自律神経にも影響を及ぼします。

自律神経は、体内の機能を制御するために働く神経系で、
「交感神経」と「副交感神経」の2つの部分から成り立っています。

入浴によって体温が上昇すると、「交感神経」が活性化します。
交感神経は、ストレス時や活動時に優位に働き、心拍数や血圧の上昇、血管の収縮などを引き起こします。
入浴後のシャワーや冷たい水での洗い流しは、体温を下げるために血管を収縮させる作用があり、「交感神経」の活動を一時的に高めることができます。

一方、入浴後に温かいお風呂から出て体が冷えると、「副交感神経」が優位に働きます。
副交感神経は、リラックスや休息時に活性化し、心拍数や血圧を下げ、体をリラックスさせる働きがあります。
このため、入浴後に体が温まってから冷えることで、副交感神経の活動が促進され、リラックスや睡眠の質の改善に寄与するとされています。


【入浴効果】

このグラフは、

お湯の温度が「39℃」と「41℃」のお風呂に30分間入浴したときの血流量の比較です。

39℃の方が入浴時間の経過に従って血流が増えていることが解ります。




サーモグラフィーでも、手の温度は39℃の入浴の方が高くなっています。



【理由は自律神経です!】

お風呂の温度が高いと
「交感神経」が刺激され、血管が収縮して血液の流れが悪くなります。
熱いお風呂に入ると心臓がドキドキする…
この状態も交感神経が刺激されている状態です。



少しぬるめに感じても

身体に合った温度での入浴は、「副交感神経」が刺激され、血流がよくなります。
リラックスできた、気持ちがいいと感じる状態こそが、
副交感神経が刺激された状態です。


熱過ぎるよりは、少しぬるいお湯の方が身体がジンワリ温まって、
温かさが長く続き、血流のいい状態が長く続きます。



【適切な温度の見分け方】


【理想の入浴時間】


【入浴時の注意点】

● 脱水症状を防ぎましょう
入浴は汗をかきます
汗をかくと、血液中の水分が失われ、血液がドロドロになります。
脱水症状を防ぐために入浴の前後にコップ1杯の水を飲みましょう。


● ヒートショックに気を付けましょう
脱衣場や浴室内が寒いと、急激に血圧が変化して「ヒートショック」を起こす可能性があります。
浴槽の蓋を開けておく、事前にシャワーで暖めるなどの対策を取りましょう。



自律神経を整え、自然治癒力の活性化を図りましょう。