桂離宮

様々な素材を組合わせ、遊び心も感じられる数奇屋建築。安易にそれを再現しようとすれば、居酒屋チェーン店と間違えられるかもしれませんが、本物はすごい。回遊式庭園に数奇屋建築が散りばめられている桂離宮はその代表例で、見学予約が、3ヶ月待ちという人気ぶり。30人程が、ガイドさんに従って歩くので、水平的広がりとつながりが見所な回遊式庭園の場合少々、人の頭が気になりますが(お互いサマ。ワタシのアタマはデカイ!)、見所たくさんで、「笑意軒」の建具による空間分割、敷地を囲む竹垣、「松琴亭」の青と白の市松模様は、まったくモダンで 古さどころか、新しさを感じさせてくれました。逆に期待外れだったなぁと思うことは、庭園の中心となっている池が淀んでいたことです。中途半端な季節なので、仕方ないのかもしれませんが、天橋立を見立てた浅瀬は・・・。次は晩秋か真冬に行ってみたいです。

2005年10月09日