八ヶ岳へ・・・・、2011秋②.

翌日も快晴という予報。日の出前に空を見上げると、満点の星空。急いで、赤岳の見える場所まで車を走らせ、待つこと半時、赤く染まり始めた稜線。積雪していれば、さぞ、美しい夜明けかな。谷間から鹿の遠鳴き、キュ-、ピュ-。ホテルに帰ると、タケもオクさんも、まだ寝ている。素晴らしい日の出だったゾナ、もし・・・、と話しかけても、夢の中。サイドテ-ブルの上には、昨晩、存分に味わったシングルモルト「白州12年」。一昨日、八ヶ岳に入る前、サントリ-白州蒸溜所で買ってきたばかりなのに、残りわずかになったなぁと眺めていると、みんな目を覚ましたので、朝食へ。その後、チェックアウトを済まし向かったのは、飯盛山。今春登ったときには、足取りおぼつかなかったのに、しっかり歩くようになったタケ。顔が白くなって、少し体力が落ちてきたムク。何度も歩いても、いつも新しい気持ちにさせてくれる時間が山にはあります。今回もよく歩き、よく食べ飲んだ八ヶ岳。天気にも恵まれ、気持ちを落ち着けて山歩きができました。ゆとりのないまま山に入ると、起こりやすくなる事故。先月中旬の西穂高岳登山中に飛んでいたヘリコプタ-は30代女性を捜索するものでしたし、八ヶ岳でも60代男性の滑落事故があったばかり。そんな山の事故を訊くたび知るたびに、これからも家族で楽しむであろう山歩きに、三度、気を引きしめる想いです。

2011年11月02日