氷ノ山

めばちこや ハナ咲く前の つぼみかな、なんて思っていたのに、左目マブタはまだハレています。”ヘソに塩”のことを母親に尋ねると、入れる前に、噛まなアカン(前歯で)ということ。処方がマチガッテいました。もう試された方、スイマセン(いないかナ)。ともあれ、重いマブタを引きずって、いざ、氷ノ山へ。積雪状態は、観光協会とライブカメラで確認。併せて天気の変わりやすいこの季節、、朝4時に起きて、天気図をじっくり見ながらの出発です。氷ノ山登山口(福定)へは中国道、播但道を経て8:30着。
途中、春を装う山々の間から見える氷ノ山は白く、そこだけがまだまだ冬といった山容でした。駐車場には、他2台の車だけ。
8:45、登山道に入る。水量豊富な布滝、そして不動滝を過ぎると雪道になる。今日は歩き始めから、なんだか左足がだるいので、オクさんからストックを拝借。
10:30、登山口と山頂のほぼ中間地点、氷ノ山越の避難小屋着。小屋に置かれている登山者ノートには、今月初旬ここ氷ノ山で亡くなられた方のメモが残されてありました。遭難する直前に記帳されたであろうその文面には春山の楽しさが溢れていました。その後には、追悼の言葉が続く。これからも山歩きを続けたいと思っている私たちは、それらを真剣に読ませて頂きました。
氷ノ山越からブナ林を抜けると、山頂までは雪を蹴って斜面を登る。上空を大きな鳥が旋回。慌ててシャッターを切る。イヌワシだと思います。
積雪は80cmくらい。2,3日前の足跡が頼りです。駐車場にあった車の主は山頂に向かっていないよう。
12:30山頂着。他誰もいない。天気は快晴、遠くは春霞。じっとしていると、寒い。昼ご飯を食べてすぐ出発。下山路は登ってきた道ではなく、東尾根を廻ることに。神大ヒュッテを過ぎてから、斜面は急、足跡なく、雪深し。腿まで雪に埋まること幾度。リボンを頼りに、ゆっくり下山。駐車場に着くと、車2台のグループも無事下山しており、笑顔で迎えてくれました。氷ノ山の春も近いようです。(登山日3/28)

2007年03月30日