八ヶ岳2006秋②

二十三夜峰」という美しい名の岩を過ぎれば、赤岳鞍部に出ます。本日宿泊する赤岳展望荘は目前。PM2:30チェックイン。その後、天気も安定しガスも出る様子はないので、赤岳山頂へ往復することに。いらない荷物は山小屋に置いて、軽快に高度をかせぐ。頂上手前で、横岳で会った4人パーティーに再会。一人のおばさんが、相当バテておられた。励ますこともなく、だまって見守りながら、リーダーが後に続く。昨年の白馬岳遭難事故は、最後尾の初心者が外れたザックカバーを直している間に起こったものでした。身軽な姿で追い越すのは申し訳ないので、そんなことを考えながら、しばらく待つ。振り返ると、歩いてきた道のりがよく見えました。そして、阿弥陀岳の向こうへ、洛陽です。(八ヶ岳2006秋③につづく)

2006年10月22日