とてもとても猛暑続きで、ビールの存在感が増していく今日この頃。お盆休みは仕事用PCとスーパ－ドライを積み込んで八ヶ岳へ。気温は高くてもカラッとした空気のおかげか一日を通して22度ほどの室内は冷やしアタマで仕事ができます。夏の森は思いのほかひっそり、山裾に広がる畑ではレタスやハクサイの収穫真っ盛り。そんな中、車を２時間ほど走らせ軽井沢へ。目的は建築見学。以前から見たかった「聖パウロカトリック教会」（写真左）と「石の教会」（写真右）。同じ教会でも訪問者自身の心の中へ、あるいは中心へ向かってくるような「集中」を感じさせる前者と、豊かな自然に心地よく「開放」を感じさせる後者では対照的でしたが、いずれも素晴らしい建築でした。その夜は軽井沢デリカテッセンで買ったハム（切れ端の袋詰め）をかじりながら、読んだ小説は山崎豊子氏の遺作「約束の海」。未完とはいえ、添付された取材資料を通して、感じることができるその後の展開と核心、ギリギリまで仕事をされた力強さを想いました。