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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定及び事業の実施について

  昨年4月に文部科学省から生野高校が指定されたスーパーサイエンスハイスクール(以下SSH)は、未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして理数系教育の充実を図る取り組みで、平成14年度から始まったものです。「科学への夢」「科学を楽しむ心」をはぐくみ、生徒の個性と能力を一層のばしていくことを目指しており、平成22年度には本校を含めて全国で36校が指定を受け、平成22年度現在、全国で125校が指定を受けています。SSH指定校には、独立行政法人科学技術振興機構(JST)がその事業に応じて支援協力し、各校独自の取り組みを行います。初年度の昨年は備品・消耗品・旅費等で1,800万円の支援協力が実施され、特に化学・生物・物理の実験体制が充実しました。これらの機器を用いて、65期SSHコース生80人は希望に応じて実験を行い、またこれらの機器は一般の授業にも大いに利用されています。

 昨年度、本校では大阪大学医学部、京都大学原子炉実験所、大阪大学核物理実験センター、同レーザー研究センター、理化学研究所発生再生科学研究センター、野島断層保存館、人と自然の博物館に赴き、研究室見学や講演を聴いたり、最先端の実験機材などに触れて、実物を体験することができました。特に大阪大学医学部においては、他に例のない豚を用いた手術体験が行われ、生命倫理の学びとともに生徒達にとっては大きな体験となりました。

 また、最先端の科学に触れると共に、研究者と対話することにより、「科学」がより実感を持って理解することができるようになり、この経験を踏まえて、自分の将来の進路実現に向けての動機づけに大きく貢献できたと思います。