リフォームは独特の…】
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転職の末にリフォームという仕事にたどりつき、
また、職人と結婚して、どっぷりとリフォームの世界に入った私ですが、
つくづく独特の仕事だなあ、と思います。

それは、
@ 見えないもの(工事後の家)に対して、工事を依頼していただくこと
A お客様の家に出向かなくては仕事ができない(見積もりも、工事も)

B たとえ同じつくりの家でも暮らし方はちがうので、仕事の内容は全件ちがう
C 家の築年数によっても仕事の内容が変わってくる

D それらの理由からか「定価」が出しにくい。
E リフォームにかかわる専門職種が細かく分かれている
F それらの人が全員お客様の家に集まる

と、少し考えただけでもこれだけあがってきます。

私が昔、分譲マンションの受付のアルバイトをしていた時
そこの新入社員の営業の男性が、
「マンションってすごいなあ。
お客様が足を運んで、モデルルームに来てくださるんやなあ!」
と感嘆の声をあげているのを聞きました。
(以前はどんな仕事をされてたのでしょうね…笑)

リフォーム業界で仕事をするようになった私も、
「家電商品」のように、お客様に確実に目で見て、さわってから
選んでもらえて、そのままお渡しできる、というスタイルは
いいなあ、と思ってしまうこともあります。
(リフォームではキッチンなど設備商品ひとつでも
細かいパーツにわかれていて
その家に合わせて発注することになります)

リフォームでは、実に、絶対にお客様の家に出向かなくては、
始まらない仕事です。
「図面だけで見積もりします」という業者さんもおられますが、
今の下地の状態、工事範囲が確認できない限りは、
参考になるかならないか程度にしか出せません。

お客様にお見積もりをお出しすると、中には
「とにかく予算がなくて…」と切実に
うったえる(?)方もいらっしゃるのですが、
このような場合こそ、じっくり家を検分なさり、
ご自身である程度の「見積もり」をされておくと
シビアに予算も詰められ、工事内容も充実するのでは、と思います。

わたし個人的には、業者が見積もりに伺わなくても、
お客様の「セルフ見積もり」で工事が発注できるように
なるといいなあ、と思うのですが…。
(でも、やはり下見には伺わないと、何があるかわからないのが、
リフォームの現場なのです…笑)



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