↓ クリックすると病気の説明が開きます。

前立腺癌
 前立腺は男性にしかなく、精液をつくっています。前立腺の細胞が癌になるのが前立腺癌です。最近、特に日本人男性の前立腺癌患者が増えています。現在、前立腺癌は全男性癌患者の5.3%ですが、2020年には、罹患患者は78,000人あまりとなり、肺癌についで第2位になることが予想されています。
 最初は、おしっこがでにくいなどの症状がでる場合がありますが、無症状で見つかることも多くなっています。進行するとおしっこが全くでなくなったり、血尿が出たり、排尿時の痛みを生じたりします。また、骨(特に背骨)に転移しやすく、腰痛などで発見されることもあります。
 診断はPSA(前立腺特異抗原)と呼ばれる腫瘍マーカーの採血、前立腺の触診、前立腺専用エコーを行い、前立腺癌が疑われればMRI検査を行い、前立腺の生体検査で確定診断をつけます。
 ほりかわ泌尿器科ではPSA(前立腺特異抗原)の採血だけでなく触診や前立腺専用エコーによる検診も行っています。50歳をこえると前立腺癌の発生率は急に高くなります。一度調べておくとよいでしょう。前立腺癌は早期に発見すれば治る癌です。また、治療法も手術療法だけでなく、ホルモン療法、小線源療法、強度変調放射線治療、粒子線療法など様々な治療法があります。当院では治療法についてのご相談も承っています。早めにご相談ください。
 
前立腺肥大症
 前立腺肥大症も50歳以上の男性によくみられる病気です。前立腺が肥大し、尿道が圧迫され、おしっこがでにくくなったり、まったく出なくなったりする病気です。極端な場合には、腎臓に影響を及ぼし腎不全になることも稀にあります。薬でよくなる方も多いのですが、重症になると手術が必要になる場合もあります。
 診断するためには、前立腺専用エコーによる正確な前立腺の大きさの測定や前立腺癌がないかどうかの判断が必要です。前立腺の体積が20cm3以上30cm3までを軽症、30cm3以上50cm3までを中等症、50cm3以上を重症の前立腺肥大症と考えます。さらに尿流量(おしっこの勢い)を測定し(トイレでおしっこをしてもらうだけでわかります)、これに前立腺肥大症の症状スコア(下記掲載しています)を加味して重症度分類をし、それに準じて治療を行います。ほとんどの方は、α1ブロッカーというお薬で症状が改善しますが、一部の方は他の治療法が必要となります。
 ほりかわ泌尿器科では前立腺専用エコーで前立腺の大きさを正確に知ることができ、同時に癌の検診も行えます。また、尿流量(おしっこの勢い)も測定でき、治療法の的確な選択ができます。下記の症状スコアで合計5点以上の方は是非、当院にご相談ください。
 
症状スコア
0点:全くない
1点:5回に1回の割合より少ない
2点:2回に1回の割合より少ない
3点:2回に1回の割合くらい
4点:2回に1回の割合より多い
5点:ほとんどいつも
 
1.この1ヶ月の間に、尿をした後にまだ尿が残っている感じがありましたか?
2.この1ヶ月の間に、尿をしてから2時間以内にもう一度しなくてはならないことがありましたか?
3.この1ヶ月の間に、尿をしている間に尿が何度も途切れることがありましたか?
4.この1ヶ月の間に、尿を我慢するのが難しいことがありましたか?
5.この1ヶ月の間に、尿の勢いが弱いことがありましたか?
6.この1ヶ月の間に、尿をしはじめるためにおなかに力を入れることがありましたか?
7.この1ヶ月の間に、夜寝てから朝起きるまでに、ふつう何回尿をするために置きましたか?
さあ、合計で何点でしたか?
 
前立腺炎
 前立腺が炎症を起こしておしっこが出にくくなる病気です。急性の場合は40℃近い高熱が出て、おしっこをする時、激しい痛みを感じます。ひどくなると尿が出なくなったり、からだ中に細菌がまわって敗血症という命にかかわる状態になることもあります。
 尿検査で尿の沈殿物に膿(白血球)や血液(赤血球)や細菌が混じっていないかを顕微鏡で検査し、血液検査で白血球や炎症反応を調べます。早期に起炎菌(炎症を起こしている細菌)を調べ適切な抗生物質(細菌を殺す薬)を点滴や内服で投与することが必要です。慢性化すると、常に会陰部(肛門と陰嚢の間のあたり)に違和感があり、おしっこの出が悪くなります。早めに診断し、適切に治療すれば点滴や内服で症状はよくなりますが、重症化すると、内視鏡での切開排膿が必要になることもあります。早めにご相談ください。
 
 

胱炎
 膀胱に細菌が入って炎症を起こす病気です。特に女性に多く見られます。からだの抵抗力が弱ると尿道から細菌が進入し、膀胱の中で繁殖します。その結果、膀胱粘膜が炎症を起こし、排尿時の痛みを生じ、出血を起こす場合もあります。ひどくなると、細菌が腎臓に逆流して腎盂腎炎(腎臓の炎症)となり、40℃以上の高熱がでて、からだ中に細菌がまわって敗血症という命にかかわる状態になることもあります。慢性化すると、常に下腹部に違和感があり、軽快と悪化を繰り返します。
 尿検査で尿の沈殿物に膿(白血球)や血液(赤血球)や細菌が混じっていないかを顕微鏡で検査します。尿の培養検査を出してどのような細菌で起こっているのかを調べ、それに合ったお薬を内服することが必要です。
 膀胱炎をあなどってはいけません。早めにほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
過活動膀胱
 膀胱の神経が過敏になり、急におしっこがしたくなり、がまんできなくなったり、尿の回数が多くなったりします。日本での潜在患者数は810万人といわれ男性がやや多く、40代、50代の働き盛りの人にも多く見られます。一般的に、女性が専門医へ受診する率が低く、”こんなことで受診するのは恥ずかしい”とか、”年のせいだ”とあきらめる傾向が多く見られます。この症状があると旅行に行ったり、買い物に出歩いたりするのに不安を感じ、家に閉じこもりがちとなり、生活の質が著しく損なわれます。
 症状により診断し、生活指導や排尿のパターンを調べることだけで改善される方も多くいらっしゃいますが、最近では、過活動膀胱をターゲットとしたお薬もたくさん開発されています。下記のアンケートで症状がひとつ以上ある方は過活動膀胱の可能性があります。
 恥ずかしがらず、あきらめず、ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
1.尿をする回数が多い。(起きてから夜寝るまで7回以下。夜寝てから朝起きるまで1回が正常の目安です)
2.急におしっこがしたくなって我慢できないことが週1回以上ある。
3.急におしっこがしたくなってもらすことがある。
 
間質性膀胱炎
 “頻尿、尿意亢進、尿意切迫感、膀胱痛などの症状を呈する膀胱の非特異的な慢性炎症”と定義されている新しい概念の病気です。いろいろな原因が考えられていますが、いまだ特定されるにはいたっていません。比較的若い女性に多(30~50歳代)、頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿意亢進、膀胱不快感、膀胱痛などが主な症状です。特に特徴的な症状は膀胱痛です。時には下腹部痛、骨盤部痛、会陰部痛、尿道痛を訴える方もいます。症状は悪くなったりよくなったりを繰り返し、食事や環境、精神的ストレスなどの影響を受けやすいといわれています。
 診断には症状に加えて、膀胱の内視鏡で粘膜の変化を観察することが必要です。治療には生活指導が有用なことも多いのですが、症状にあわせたお薬を処方したり、内視鏡で膀胱を拡張したりすることもあります。新しい病気なので安易に診断・治療することはできず高度先進医療に含まれています。特に、膀胱の内視鏡は必須ですので専門医の診断が必要です。
 ほりかわ泌尿器科では、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子膀胱ファイバーで膀胱内の観察を行います。電子膀胱ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。
 下に間質性膀胱炎に関する質問表を提示します。心当たりのある方、ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
質問表
 1.急にがまんできなくなっておしっこをすることがある。
 2.おしっこをしてから2時間以内に、もう一度しなくてはならないことがある。
 3.夜寝てから朝起きるまでに2回以上おしっこをするために起きる。
 4.膀胱や尿道や会陰部(肛門と性器のあいだ)に痛みや不快感を感じることがある。
 
神経因性膀胱 
 膀胱をつかさどる神経が障害されて様々なパターンの排尿障害を起こす病気です。脳の病気(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病など)や脊椎の病気(脊椎腫瘍、脊椎梗塞、脊椎損傷など)でも起こります。頻尿(おしっこの回数が多くなること)、尿失禁(おしっこがもれること)、尿閉(おしっこが出なくなること)、尿意喪失(おしっこの感じがなくなること)など様々な症状を起こします。それに伴い、尿路感染を起こし、高熱がでたり、腎機能が悪くなったりすることも稀ではありません。膀胱に留置する特別な管(カテーテル)を使ったり、導尿(特別な管を使っておしっこを出してやる操作)が必要であったり、膀胱や腎臓に直接、管(カテーテル)を通して管理することが必要であったりと、その対処の仕方は様々で専門医の指導と管理を必要とします。おからだの不自由な方も多く、家族の方や介護の方の協力や介助、支援を必要とすることもしばしばです。
 
 尿路管理をきちんとしないと、尿路感染症、尿路結石、腎不全、敗血症などを起こす可能性があります。専門医による尿路管理を受けましょう。
 
 尿路管理でお困りの方は是非ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
膀胱癌
 膀胱にできる癌です。血尿で気づくことが多く、膀胱の超音波検査で見つかることもあります。表在性(根っこが浅い)膀胱癌と浸潤性(根っこが深い)膀胱癌があり、表在性膀胱癌は内視鏡手術で治療することが可能です。浸潤性膀胱癌は内視鏡手術だけでは治癒しないことが多く、いろいろな治療を組み合わせなければなりません。いずれにしろ、早期発見が大事ですので血尿などの異常を感じたり指摘されたりしたら専門医の診察を受ける必要があります。診断には膀胱の内視鏡検査が必要です。
 ほりかわ泌尿器科では、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子膀胱ファイバーで膀胱内の観察を行います。電子膀胱ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。ただし、血尿が出たからといって、いきなり電子膀胱ファイバーをするわけではありませんので、ご安心を。
 
膀胱結石
 腎臓でできた結石が落ちてきて膀胱内で大きくなったり、長期臥床(寝たきり)などで尿路感染が生じ膀胱に結石ができる病気です。血尿がでたり、おしっこする時に痛みが出たり、おしっこが途中で突然止まったり、下腹部に痛みや違和感が出たりします。
 超音波検査やレントゲン検査、膀胱の内視鏡検査で診断します。治療は、内視鏡で結石を細かく砕いて出す方法と膀胱を切開して取り除く方法があります。結石の大きさによって方法が変わってきます。
 ほりかわ泌尿器科では、超音波診断装置やレントゲン撮影装置を備え、さらには膀胱の内視鏡検査には、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子膀胱ファイバーで膀胱内の観察を行います。電子膀胱ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。是非ご相談ください。
 
 

尿道炎
 尿道の炎症です。男性がほとんどで一般の細菌で起こることもありますが、多くは淋菌やクラミジアなどで起こり、性行為感染症といわれています。おしっこするときに痛い、尿道から膿がでるといった症状が主です。
 顕微鏡で尿の沈殿物を観察し、膿(白血球)、血液(赤血球)、細菌の有無を確認します。尿の細菌培養やPCR(核酸増幅検査)を行い、どんな菌で病気が起こっているのかを調べます。一般的には抗生物質の投薬で治ることが多いのですが、最近、抗生物質が効かない菌(耐性菌。特に淋菌の耐性菌が多くみられています)もでてきており、治療困難な場合もあります。的確な診断と治療が必要です。ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
尿道腫瘍
 尿道にできる腫瘍です。悪性のものも稀にあります。女性の場合多いのが、おしっこの出口にできる尿道カルンケルという良性の腫瘍です。良性ですのであまり心配はないのですが、大きくなると出血したり、尿道を圧迫しておしっこが出にくくなったりします。男性の場合、稀に尖圭コンジローマが尿道にできたりすることがあります。良性、悪性の鑑別が必要です。ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
尿道狭窄
 尿道が狭くなる病気です。おしっこが出にくくなったり、全く出なくなったりすることもあります。先天的(生まれつき)に狭い場合、事故やけがで狭くなる場合、医療行為で狭くなる場合などがあります。
 診断には、特殊なレントゲン検査や尿道の内視鏡を行います。手術の適応になることが多く、手術後も定期的に尿道を広げる処置(ブジー)が必要なこともあります。
 ほりかわ泌尿器科では、レントゲン撮影装置を備え、さらに、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子尿道ファイバーで観察を行います。電子尿道ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。またブジーも行っていますので術後のフォローアップも可能です。是非ご相談ください。
 
 

腎盂腎炎
 おしっこに感染を起こし、腎臓に炎症が及ぶ病気です。女性に多く、急性の場合、40℃近い高熱がでて、腰や背部が痛くなります。膀胱炎症状もあり、おしっこするときに痛みを伴います。治療が遅れると細菌がからだ中にまわって敗血症という命にかかわる状態になることもあります。膀胱炎が悪化して腎盂腎炎になることが多く、膀胱炎を甘く見てはいけません。早期にきちんと治さないと慢性化し、からだの調子が悪くなると腎盂腎炎を繰り返し、その度に腎機能が悪化し、腎不全になる場合もあります。
 尿検査で尿の中に膿(白血球)や血液(赤血球)や細菌が混じっていないかを顕微鏡で検査します。尿の培養検査を出してどのような細菌で起こっているのかを調べ、それに合ったお薬を内服することが必要です。また、尿路結石や先天奇形(尿管狭窄、膀胱尿管逆流現象など)で起こることもあり、これを複雑性腎盂腎炎といいます。
 単純性腎盂腎炎か複雑性腎盂腎炎かを見極め、適切な治療を行わなければなりません。ほりかわ泌尿器科ではレントゲン撮影装置、超音波診断装置を備え、腎盂腎炎をすばやく的確に診断することが可能です。
 
腎腫瘍
 悪性のものと良性のものがあります。悪性のものの代表は腎細胞癌です。良性のものには腎血管筋脂肪腫などがあります。
 
腎細胞癌
 腎臓にできる癌です。症状に乏しい癌で、以前は、血尿や腹部腫瘤で泌尿器科を受診され、腎細胞癌が見つかったときには手遅れであったこともしばしば見受けられました。最近は人間ドッグや検診の超音波検査で見つかることが多く、早期で発見され治癒することが多くなってきています。
超音波検査で調べ、疑わしいときはCT検査やMRI検査が必要です。
 
腎血管筋脂肪腫 
 腎の良性腫瘍で一番多く見られるものです。多くの場合、良性ですが、4cm以上になると悪性成分が一部混じることがあります。また、自然破裂することもあり注意が必要です。自然破裂しますと、からだの中で出血を起こし、背部に激痛が走り、ショック状態に陥る可能性もあります。
 超音波検査で調べ、疑わしいときはCT検査が必要です。ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置を備え、腎腫瘍の診断に有用です。
 
腎のう胞
 腎臓にできる袋で、中にはおしっこの元となる成分が入っています。ほとんどは良性ですが稀に癌化するものもあります。腎細胞癌と同様に、人間ドッグや検診の超音波検査で見つかることが多くなっています。癌化したり、症状がでるほど大きくなったりしない限り年1回程度の超音波検査による経過観察をします。ただし、癌が疑われる場合や、巨大化した場合はCT検査などが必要になります。
 ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置を備え、腎のう胞の診断に有用です。
 
腎外傷
 事故やけがで背中や腰を打ったとき腎臓が損傷されることがあります。軽いものは血尿がでるだけですが、重症のものは腎臓が破裂したり、裂けたりして出血し、ショック状態になることもあります。
 診断には超音波検査やCT検査を行います。専門医の迅速な診断と処置が必要です。
 
特発性腎出血
 特に原因なく腎臓からの出血を起こす病気です。以前は原因不明といわれていましたが、最近では腎盂の微小血管腫(血管のかたまり)が破綻(破れること)することによるといわれ、内視鏡で出血部位を焼いて治療することもできるようになりました。
 診断には、超音波検査や膀胱の内視鏡検査が有用です。
 ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置、電子膀胱ファイバーを備え、特発性腎出血の診断に有用です。当院では、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子膀胱ファイバーで膀胱内の観察を行います。電子膀胱ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。血尿がでたら是非一度ご相談ください。
 
腎不全
 腎臓の機能が廃絶してしまう病気です。原因となる病気は様々ですが最近では糖尿病から腎不全になる方が急増しています。原因となる病気の治療が重要ですが、完全に治療できない病気(慢性腎炎や糖尿病など)も多く、病気のコントロールが重要となります。また、尿毒素をからだにためない食事療法や運動も大事です。さらに最近では腎臓の血管を広げて腎機能を保ったり、尿毒素を吸着して症状の悪化の速度を緩めたりするお薬も開発されています。
 ほりかわ泌尿器科では食事、運動を基本にお薬の治療も含め、できうる限り腎機能の保全をはかります。また、不幸にも腎機能が廃絶してしまっても、近隣の透析病院、クリニックと密に連携をはかり、最善のタイミングで透析療法への導入を進めることができます。
 
 

腎盂・尿管癌
 腎盂(腎臓の部分にある尿が溜まる場所)・尿管(尿を腎臓から膀胱に運ぶ管)にできる癌です。癌細胞の性質としては膀胱癌と同じですが、腎盂・尿管は壁が薄く、早い時期に壁の外に出てしまったり、リンパ節に転移したりします。血尿で受診され見つかることが多い病気です。
 診断は、超音波検査や尿細胞診検査、CT検査、膀胱の内視鏡検査などを行い、最終的には、尿管鏡による腫瘍の生体検査で確定診断を得ます。治療は基本的には手術療法となりますが、化学療法、放射線療法などを行う場合もあります。進展の早い癌ですので早期発見・早期治療が大事です。
 ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置、電子膀胱ファイバーを備え、腎盂・尿管癌の診断に有用です。当院では、従来の硬性膀胱鏡(鉄製の硬い棒状の内視鏡)を用いず、電子膀胱ファイバーで膀胱内の観察を行います。電子膀胱ファイバーは細くてやわらかい材質ですので尿道に沿って挿入が可能です。従来の硬性鏡に比べて、挿入時の痛みがかなり軽減されます。血尿がでたら是非一度ご相談ください。
 
尿管結石
 腎でできた結石が尿管に落ちて詰まった状態です。背部から側腹部にかけ激痛が走ります。早期に痛みのコントロールが必要です。また、5mm以上の結石は自然排石する可能性が低く、体外衝撃波結石破砕術の適応になります。長期間放置すると、気づかないうちに腎臓の機能がなくなり、無機能腎(全く働いていない腎臓)になることもあります。
 診断には超音波検査、レントゲン検査、CT検査が有用です。ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置、レントゲン撮影装置を備えており、尿管結石の診断に有用です。
 
尿管狭窄
 尿管が狭くなる病気です。ほとんどは生まれつきですが、稀に尿管結石などのあとに起こることがあります。背部から側腹部にかけての痛みがでたり、血尿で見つかることもありますが、多くは無症状で、検診の際の超音波検査などで見つかることの多い病気です。         
 診断は超音波検査、レントゲン検査、CT検査、腎レノグラムなどで行います。ほりかわ泌尿器科では超音波診断装置、レントゲン撮影装置を備え、尿管狭窄の診断に有用です。
 
 

精巣上体炎(副睾丸炎)
 精巣(睾丸)を守っている精巣上体(副睾丸)の炎症です。精巣上体が腫れ、強い痛みを伴います。高熱がでることもしばしばあり、重症化すると精巣(睾丸)に炎症が波及することがあります。特に注意を要するのは、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)です。この場合、両側精巣上体炎を起こすことがあり、さらに炎症が精巣に及ぶと精子を造ることができなくなり不妊症の原因となります。おたふくかぜは子供のかかる病気(最近ではおとなもかかるようですが)ですから注意しましょう。
 診断には問診、血液検査、超音波検査が有用です。ほりかわ泌尿器科の超音波診断装置は浅い部分を観察できる装置があり、ドップラー機能で血液の流れも見ることができますので的確な診断が可能です。
 
精巣捻転
 精巣(睾丸)がねじれて血液が流れなくなる病気です。新生児期と思春期に多く発生します。急に精巣(睾丸)に激痛が走り、放置すると精巣(睾丸)に血液が流れなくなり壊死(細胞が腐って死んでしまうこと)してしまいます。6時間以内に手術して元に戻すことが必要で迅速かつ正確な診断が必要です。
 診断には、問診、超音波検査が有用です。ほりかわ泌尿器科の超音波診断装置は浅い部分を観察できる装置があり、ドップラー機能で血液の流れも見ることができますので的確な診断が可能です。
 
精巣癌
 青年期から壮年期にみられる癌でその発生の時期から、早期発見、早期治療が望まれる癌です。通常、無痛性(痛みのない)の精巣(睾丸)の腫れで気づき受診されることが多いようです。同様の症状を呈するものに、陰嚢水腫がありますが、陰嚢部の超音波検査をすればすぐ診断がつきます。疑われればできるだけ速やかに摘出することが望ましく、放置すると多臓器に転移をきたし治療困難となります。
 診断には超音波検査が有用です。ほりかわ泌尿器科の超音波診断装置は浅い部分を観察できる装置があり、ドップラー機能で血液の流れも見ることができますので的確な診断が可能です。
 
 

包茎
 亀頭包皮が亀頭部を覆っている状態をいいます。真性包茎と仮性包茎があり、医学的に問題となるのは真性包茎です。真性包茎には絞扼輪とよばれる、皮膚が炎症などで硬く縮んだわっかがあります。勃起すると、このわっかが陰茎を締め付け十分な勃起が得られなかったり、性交時に痛みを感じたりします。真性包茎は手術適応ですので健康保険での手術が可能です。また、こどもさんの場合は、亀頭包皮炎を併発することが多く、できるだけ思春期までに手術したほうがよいといわれています。
 仮性包茎は真性包茎のような絞扼輪はなく、医学的に問題となるのは、亀頭包皮炎を繰り返し起こす場合に限られます。美容的なことでお悩みの方は美容整形に行かれるのがよいと思います。
 こどもさんのおチンチンが気になるおかあさん!おとうさん!自分は真性包茎なのか、仮性包茎なのか判断できない方はほりかわ泌尿器科を受診してください。的確なアドバイスができます。
 
亀頭包皮炎
 亀頭包皮と亀頭部の間に恥垢がたまり、そこに細菌感染を起こし炎症となる病気です。亀頭部の発赤、痛み、膿が出るなどの症状が出ます。ちいさな男の子にも多く、ひどい場合には排膿が必要となります。排膿が必要となるような場合は、泌尿器科専門医を受診したほうがよいでしょう。また、繰り返して感染を起こす場合は、手術の適応となります。
 こどもさんのおチンチンが気になるおかあさん!おとうさん!ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
尖圭コンジローマ
 ヒトパピローマウイルス感染により、亀頭部、亀頭包皮、尿道、肛門などにいぼができる病気です。性行為により感染します。焼いたり、切除したりしなしとsex partnerに感染します。カリフラワー状の腫瘍ができ、陰茎癌との鑑別が必要です。
 手術適応となりますのでほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 
陰茎癌
 陰茎に生じる癌です。カリフラワー状の腫瘍ができ、どんどん大きくなります。感染を伴うことも多く、患者さんが恥ずかしがったり、包茎であったりして受診が遅れることもあります。発見が遅れると治療が困難となってきます。
 尖圭コンジローマとの鑑別も必要ですので早めにほりかわ泌尿器科を受診ください。
 
陰茎折症
 性交時、外力が加わり、陰茎海綿体を覆っている白膜が破れ出血を起こした状態です。陰茎の根元に起こることが多く、緊急で外科的な白膜修復が必要です。
 恥ずかしがらずほりかわ泌尿器科を受診してください。
 
腎外傷
 事故やけがで背中や腰を打ったとき腎臓が損傷されることがあります。軽いものは血尿がでるだけですが、重症のものは腎臓が破裂したり、裂けたりして出血し、ショック状態になることもあります。
 診断には超音波検査やCT検査を行います。専門医の迅速な診断と処置が必要です。
 
性器ヘルペス
 単純ヘルペスウイルスが陰部に感染し発症したものです。性行為感染症で感染機会から3-10日で発症します。陰部に水疱、びらん、潰瘍ができ、強い痛みを伴います。抗ウイルス薬の内服が必要です。
 
 

腹圧性尿失禁、膀胱脱、子宮脱、直腸脱
 骨盤の臓器(尿道、膀胱、子宮、膣、直腸など)を支える筋肉が弱くなって、腹圧(咳、くしゃみ、立ち上がり、歩行、かけあしなど)で尿道が下がり、尿が漏れる状態が腹圧性尿失禁です。体操やお薬でよくなることもありますが、重症になると手術が効果的な場合があります。特殊な膀胱のレントゲンや外診、パッドテスト(尿漏れの量を測る)などを行います。
 ”恥ずかしい”とか”年だからしょうがない”と受診しない方も多く、旅行、外出を控えるなど女性の生活の質を大きくさげています。また、同時に膀胱脱や子宮脱、直腸脱を伴うことも多くあります。これも体操などでよくなることもありますが、手術で治す方法もあります。最近の手術ではメッシュと呼ばれる尿道や膀胱、直腸を支える帯をいれて治療する方法がとられており、非常によい成績をおさめています。
 恥ずかしがらず、あきらめず、ほりかわ泌尿器科にご相談ください。
 


 

トピックス

さて、とうとう最後のパートになってしまいました。
男性に多い排尿後の追っかけもれです。
排尿後尿滴下といい結構これで悩んでいる男性が多いんですよ。
トイレ出た後、ズボンにおしっこ染みがついてたらかっこ悪いし、不潔ですよね。
実はあれ・・・尿道にたまっていた分があとから出てくるんですよ。
おしっこ終わったらおちんちんを振りますよね。
でも、尿道ってもっと奥に続いているのわかりますか?そう・・・陰嚢の奥、肛門の手前まで続いているんですよ。
で・・・その肛門の手前あたりが球部尿道っていって尿が結構溜まるところなんですね。
排尿後、ここを手で押してやるだけで追っかけもれは解決します。
お悩みの方・・・やってみてください。
やり方がわからない方・・・受診してください。
 

くしゃみや咳でもれる・・・知らない間にもれる・・・
おしっこが我慢できない・・・我慢できないで漏れてしまう・・・。
それらがすべておこるかたがいらっしゃいます。
それは混合型の尿失禁です・・・。
早く、きちんと診断して・・・早く、きちんと治療しましょう・・・。
 良くなりますよ・・・その尿もれ・・・。
 悩んでいないで・・・相談してください・・・。
 

急におしっこしたくなることありませんか?
おしっこがトイレまで我慢できないことありませんか?
それが原因でお買い物に行けなかったり、お友達と旅行に行けなかったりしてませんか? それ…過活動膀胱ですね…よくなりますよ…。 ただし、きちんと診断してきちんと治療しましょう。 さあ、お出かけにはいい季節になってきました。おしっこ気にせずお洒落してお出かけしましょうね。 ほりかわ泌尿器科では過活動膀胱をきちんと診断してきちんと治療します。
 

咳やくしゃみで”あっ・・・しまった”って思ったことないですか?
いくらパットしてても臭いも気になりますしね・・・いやですよね。
そのうち歩いたり、立ったりしただけでもれるようになっちゃうかも・・・いやだいやだ。 それは前回の尿もれの種類のおはなしの1.ですね。 女性に多い尿もれで骨盤の内臓が下がることによって起こります。
早期であれば薬や体操で尿もれがよくなる場合もあります。
尿もれ気にせず買い物や旅行に行きたいですよね。
 あっ・・・今くしゃみしたあなた・・・早く受診してくださいね。
 

尿もれっていやですよね。下着ぬれて気持ち悪いし、におい気になるし、気づかれてないか気になるし・・・。
 そもそも尿もれには種類があるんです。
1.咳やくしゃみなどお腹に力が入るともれる。
2. おしっこしたくなって急いでいくけど間に合わないでもれる。
3. その両方がともに起こる。
4. 男性に多い、おしっこしたあともれる。
それぞれ原因が違うので治療法も違います。
 きちんと診断し、きちんと治療しないと、いつまでも悩むことになります。
 当院では尿もれに真剣に取り組んでいます。
あなたの尿もれ・・・ちゃんと治療してますか?
 

淋病は性行為感染症のなかでもよく知られた病気です。みなさんもよく耳にされたことがあると思いますが・・・。
 その淋病の原因菌は淋菌なんですが・・・スーパー淋菌が検出されているのをご存知ですか???
 スーパー淋菌は今使われているどの抗生物質も効かない淋菌 です。
 
なぜこのような淋菌が現れたのでしょうか。
それはきちんと調べないで安易に抗生物質を濫用することによって菌が耐性を獲得するのです。
罹患した患者さん側の問題だけでなくそれを治療する医師の側にも問題があるといわれています。
きちんと調べてきちんと治しましょう。
 

膀胱炎は膀胱に細菌が入り炎症を起こす病気です。
特に女性に多く2人に1人がかかるともいわれている、とってもポピュラーな病気です。
それだけに軽く考えておられる方も多く、水分をとれば治ると考えている方とか、市販の膀胱炎症状を和らげる薬を飲んでごまかしている方のなんと多いことか・・・。
さらには医師の中にも膀胱炎を風邪ひき程度に考え、安易に薬出して終わりなんて人もいるぐらいなんです。
 
膀胱炎はれっきとした病気です。
原因となる菌を調べ、それに適した薬を適切な量で使用しないと治らなかったり、慢性化したり、重症化したりします。
慢性化するとすぐに症状がぶり返したり、年に何回も膀胱炎になったりします。
また、重症化すると腎盂腎炎から敗血症になり生命の危険さえ危ぶまれる状態になるのです。
膀胱炎をなめてはいけない。
当院では膀胱炎をきちんと治します。
 

みなさんこんにちはほりかわ泌尿器科のほりかわです。
性行為でうつる病気があります。代表的なものは淋病やクラミジアです。
感染するとおしっこするときの痛みや尿道から膿がでるなどの症状がでるのが一般的ですが症状が全くないものもあります。
心当たりのある方は必ずきちんと検査しましょう。
 
特に淋病の場合はちゃんと検査しないと、かかっていても検出されない場合があります。
ちゃんと検査されないまま薬を投薬されると治っているかどうかも確認できなくなります。
治らないまま性交して恋人や奥さん、家族を巻き込んでしまっている人がなんと多いことか。
 性病はきちんと検査してきちんと治しましょう。
 

みなさんこんにちはほりかわ泌尿器科のほりかわです。
梅雨に入り毎日うっとうしい天気が続きますね。
九州はじめ西日本では大雨が心配です。
でも私、結構、雨の日好きなんです。
しとしと降る雨が田んぼに水跡を残すのをボーッと見ているとなんか心が落ち着きます。
大阪市内にはあまり田んぼはありませんけどね・・・。
子供のころ住んでいた家は古かったせいか、この季節よく雨もりしました。雨が落ちてくるところにたらいや洗面器を置いて、ピチン、パチンと夜通しなる雨もりの音を聞きながらいつの間にか眠っていたことを思い出します。
そうそう、みなさん、雨もりといえば、尿漏れはありませんか。
えっ、雨音を聞くとおしっこに行きたくなるの!
ええっ、雨音を聞かなくても急におしっこに行きたくなるの!!
えええっ、走っていかないと間に合わないの・・・!!!
ええええっ、走っていっても間に合わないの・・・!!!!
それって、それって、もしかしたら・・・
過活動膀胱じゃないの!

過活動膀胱尿意切迫感を伴う症状症候群のことです。いろいろな原因でこのような症状が起こってきます。
たとえば、脳出血や脳梗塞、パーキンソン病や認知症、脊髄疾患でもこのような症状が起こってきます。
もっと身近なものでは前立腺肥大症膀胱炎なども原因のひとつです。
驚くべきは、加齢骨盤底筋(骨盤の底の膀胱などを支える筋肉)の弱まりでも同様の症状が起きてきます。

歳を取らない人はいません。つまり、誰もがこの症状になる可能性があるのです。

さらには原因不明の過活動膀胱まで存在するのです。
このように原因が様々ですのできちんと調べてきちんと治す必要があります。
 
でも、恥ずかしいので専門医を受診せず、自己流で間違った治療法をやったり、
間違った薬を飲んでいつまでも治らないなんてことが起こるのです。
 
その結果、
おしっこを気にして仕事に集中できなかったり、お友達と買い物や旅行に行けなかったり、
外出を控えて家に閉じこもってしまったり・・・。
 
あ~やだやだ。考えただけでも湿っぽくなっちゃう。早くこんな生活とはおさらばしましょう。

ほりかわ泌尿器科では過活動膀胱神経因性膀胱尿失禁
的確に診断し、対処することができます
尿漏れ、頻尿でお悩みのあなた!一度受診してみてはいかがですか?
 もう、おしっこで悩まないで・・・
 

みなさんこんにちは。ほりかわ泌尿器科のほりかわです。
お正月はいかがしたか?私は駅伝三昧でした。お雑煮食べて駅伝見て。
おとそ飲んで駅伝見て。おせち食べて駅伝見て。
おもち食べて駅伝見て・・・って駅伝見るより飲み食いのほうが多かったかな。
ところで先日のニュースには驚きましたね。
アースマラソン決行中の間 寛平さんが前立腺癌であることを発表されました。
薬で治療しながらアースマラソンの完遂を目指すそうですが、たいしたものですね。
癌の宣告をされただけでも落ち込むのに・・・。がんばって欲しいと思います。
 
ところでみなさんはブルークローバーキャンペーンってご存知でしょうか?
日本泌尿器科学会、日本人間ドック学会、日本放射線腫瘍学会、前立腺研究財団などが後援している前立腺癌を早期発見するためのキャンペーンです。
前立腺癌はアメリカではすでに10年以上前から男性の癌の中で罹患率(病気にかかる比率)が一番高い癌です。
日本でも1900年代後半から増え始め、2020年には肺癌についで第2位の離罹患率になるといわれています。
ところが、日本ではまだまだその認識が薄く、前立腺癌の検診が普及していません。
そのため、進行してから見つかることが多くなっています。
前立腺癌の検診って何するの?と不安に感じておられる方もおられると思います。
でも大丈夫!ブルークローバーキャンペーンで進めているのは50歳過ぎたら年1回PSA検査をしましょうということです。
 
PSA検査って?
PSAとはprostate specific antigenの略で日本語では前立腺特異抗原といいます。
前立腺細胞に含まれる物質で前立腺の細胞が破壊されることで血液中に放出され、値が上昇します。
前立腺癌では前立腺細胞がたくさん壊れますから血液中のPSAの値が上昇します。
つまり、血液検査をするだけで検診できるのです
しかもPSAだけなら2mlくらいで測定できますよ。簡単ですよね。
どんな病気でも早期発見早期治療が大切です。
前立腺癌は早期で見つければ治ります。
50歳以上の男性諸兄!年1回PSA検査しましょう。
 
ほりかわ泌尿器科ではPSA検査、前立腺専用エコー、専門医の触診などで簡単に前立腺癌の検診ができます。
ぜひ一度ご相談ください。
もう、おしっこで悩まないで・・・
 

みなさんこんにちは。ほりかわ泌尿器科のほりかわです。
もう12月ですね。街はもうすっかりクリスマス気分・・・。色とりどりのイルミネーションがショーウインドウを飾っています。
ほりかわ泌尿器科でもクリスマスツリーが登場し飾り付けをしています。特に夜のツリーはとっても幻想的できれいです。
一度見に来てくださいね。
クリスマスといえばプレゼント!!ですが、もうサンタさんにお願いしましたか?
そうそう、プレゼントといえば・・・
前立腺肥大症でお悩みの方に福音です。前立腺の体積を小さくするお薬がついに登場しました。
そうです、前立腺肥大症は手術しないで済むかもしれないのです。
 
前立腺肥大症は前立腺の体積(特に内腺の体積)が大きくなって尿道を圧迫し、おしっこが出にくくなる病気です。
従来の前立腺肥大症の治療は、αブロッカーと呼ばれる前立腺を柔らかくして尿の出をよくする薬が中心でした。
しかし、αブロッカー前立腺の体積を小さくする薬ではないので、その体積は年々大きくなります。
結局、αブロッカーが効かなくなるくらい大きくなると手術で前立腺を小さくすることになるのです。
 
では、いままで前立腺の体積を小さくする薬はなかったのでしょうか。実はあったのです。それは女性ホルモン剤です。
しかし、この薬はホルモンバランスが変わることによる副作用が多く、非常に使いにくいお薬でした。
 
この秋から日本で発売されるようになった新しいお薬は、こういった副作用が軽減されているお薬なのです。
ただ、全く副作用がないわけではありませんので悪しからず。
また、PSA(前立腺特異抗原)を下げてしまいますので前立腺癌が疑われる方にも少し使いにくいお薬です。
効果は緩徐ですので当面はαブロッカーとの併用がbetterですが、体積が小さくなるというのはとても魅力的です。
さあ、
薬を一生飲まなければならないとお考えのあなた!
いずれ手術しなければならないとあきらめているあなた!
一度、相談してみませんか。
 
ほりかわ泌尿器科では前立腺専用エコー尿流量測定装置残尿エコー症状質問表などで
正確に前立腺肥大症を診断することができます。
また、最新の薬も取り扱っているので的確で多角的な治療を行うことができます。
 もう、おしっこで悩まないで・・・