フラットは、日本語で書くと、「フラットコーテッド・レトリーバー」。 これにも、色々な書き方があるようで、「フラットコーテッド・レトリバー」、「フラットコーテッド・リトリバー」なども見かける。 また、日本での略称としては、「フラット」、「フラッティ」が一般的で、「フラットコート」はほとんど耳にすることはない。 では、あちらの国ではどうなのか気になる。 そこで、これまでの記憶だけでは自信がないのでちょっと調べてみた。 Flat-Coated Retriever … アメリカやカナダのケネルクラブでは、略さないで書くときは必ずこう書かれている。ジャパンケネルクラブもこの表示。個人のサイトにおいても最も一般的に使われている。 Flat Coated Retriever … “Flat-Coated Retriever”と表示されているサイトでも書かれていたりするが、あまり一般的ではないようでまれにしか見られない。 Retriever (Flat Coated) … イギリスのケネルクラブでの表示。レトリーバーの一種ということでこういう書き方にしてあるようだ。 Flatcoated Retriever … イギリスやオーストラリアでの一般的な表示。 Flatcoat Retriever、Flat Coat Retriever … 滅多に見かけない表示。 Flat-Coat、Flatcoat … 公式サイト、個人サイトを問わず、略す場合はこう書かれていることが多い。”Flat-Coat”はアメリカやカナダで、”Flatcoat”はイギリスやオーストラリアでが一般的。 Flat … 略称として使われているが、あまり頻繁には見られない。 こんなに微妙に違う表示が存在するということは、まだフラットがメジャーな犬種になっていないことを現わしているのかもしれない。 略称は別としても、フルネームでの犬種名は統一して欲しいものだ。 ちなみに、日本でよく使われている「フラッティ」(Flatty、Flatieなど)は、見て回った範囲では海外のサイトでは見かけることはなかった。 どうやら、”Shetland Sheepdog”の略称として、海外で”Sheltie(シェルティ)”が使われているのに準じて、「フラッティ」は、「フラットコーテッド・レトリーバー」という長ったらしい種名を、簡単にかつ可愛く言えるように日本国内でどこからともなく自然発生的に広まった略称(愛称)のように思われる。 (12/18/2006) |
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