おいやんヘルパー奮戦記

2006年02月07日
【半身不随の利用者さん】

利用者さんの中に60歳代後半の男性で、脳梗塞で半身不随になられた方がおられます。
倒れられてから3年位経つそうです。

週に1回、車椅子で周辺を散歩する仕事が入っていました。
車椅子に座られ、左手が少し動くだけでじっとしておられます。
話しかけると少しうなづいてくれます。
言葉はほとんど出ません。

車椅子で散歩しながらまわりの景色の話なんかをすると、うなずいてくれたりします。

12月に入り寒くなったので散歩は中止し、家で1時間見守りをすることになりました。
TVを見ながらいろいろ話しかけをするのですが、うなずいて貰えるものの本当にわかってくれているか判らず、とても長い長い1時間を過ごしました。
自分がここに居て、本当にこの人の役にたっているかどうかわかりませんでした。

事務所に帰って報告すると「最初は4時間くらいの見守りがあったんですよ」と言われました。とても辛かったそうです。
そんなことで、寒い間の散歩や見守りは中止になりました。

利用者さんの中には糖尿病や心臓病の方もおられます。
病気に対する知識も、ある程度持っていないといけないなあと感じました。
2005年12月03日
【遅刻したあーーー】

9時45分ごろ、ホームページの更新をしようとパソコンに向かっていたら、携帯のベルがなりました。
事務所からの電話で「またシフト変更かな」と思いながら出ました。

「中野さん、今どこですか?」
「家ですよ」
「○○さんの訪問は?」

うわー、大変だ。9時半からの訪問があったんだ。
11時からの仕事が今日最初の仕事と思い込んで、ゆっくりしていました。

あわてて単車に飛び乗り、利用者さん宅へ走りました。
幸い、やさしい利用者さんで、怒られることもなく待っていてくださいました。

少し仕事に慣れてきて、緊張感が薄れて忘れたと思います。

ヘルパーは直接一人で利用者さんのところに伺います。
自分が忘れると直ぐ利用者さんにご迷惑をかけてしまいます。
あってはならないことです。

シフト表はファイルしてリュックに入れており、いつも取り出して確認しています。
取り出さないと確認できないので、これからはもう1枚コピーして、
机の上におき、いつでも確認できるようにして再発防止を図ります。
2005年11月26日
【今日も働いたあーー】

今日は家内が大阪から来る予定だったので、事前に仕事を休む申請をしていました。
しかし、事務所からどうしても人手が足りないので、何とか出て欲しいと頼まれ、泣く泣く家内に
了承してもらい、フル出勤をしました。

でも、仕事の合間に御坊で一緒に昼食を食べ、仕事が終わってから温泉に行って、家内サービスは
行いました。


【夫婦介護】

今日85歳くらいの男性利用者さんのおむつ交換に行きました。
おむつ交換を実際に行うのは今日が初めてで、少しどきどきしましたが、無事に終わりました。

利用者さんに「右向いて」「左向いて」「腰を浮かして」とお願いすると、スッとやってくれます。
普段は奥さんがおむつ交換をされておられるそうですが、奥さんにお聞きすると「私だったら言うこと
を聞いてくれないいんです。しんどいとか言って。だからいつも喧嘩なんです」とのこと。
ヘルパーは他人だから言うことを聞いてくれるんだなあと思いました。

奥さんはいつも一緒に居て、なんやかんや言われているからついつい反抗するんだろうなあ。
奥さんだからわがままを言ってしまうんだろうなあ。
なんか良くわかるような気がします。

私も、誰にでも世話して貰ってありがとうと素直に言えるおじいさんになろうと思いました。
2005年11月20日
【結構忙しく働いております】

最近結構忙しく働いております。
この1ヶ月で完全な休みは、大阪に帰った2日だけです。
仕事の少ない男性ヘルパーとしては良くがんばっていると思います。

ちなみに、今日一日の働き具合を紹介します。

9:30 家を出発。(単車なので、裏ボア付ジャンパーとオーバーズボンで完全防寒)
10:00〜11:00 男性利用者     (昼食の調理、風呂掃除)
移動
11:30〜13:00 男性知的障害者  (買い物に同行、入浴介助)
移動
13:10〜14:10 男性知的障害者  (車椅子で散歩)
14:10〜15:50 昼食(吉野家の豚丼)
            休憩(ケンタッキーのクリスビーセット)  
            スーパーオオクワで買い物(卵が特価で10個100円)
            事務所で業務日誌を書く。
            事務所のお母さんと雑談
移動
16:00〜17:00 女性利用者      (夕食の調理)
移動
17:30 帰宅

今日は4時間30分も働きました。
いつもは2〜3時間/日です。

明日は久しぶりの休みです。

いちごの苗をプランターに植え替えなくては。
(畑に直植えするとなめくじにやられてしまうらしいので)
2005年10月30日
【ショック!!  訪問を断られた】

利用者さんから訪問を断られるケースが、2件続けて発生しました。
いずれも男性であることが理由です。

1件目は90歳代のおじいさんで、4〜5回掃除や洗濯で訪問しました。
訪問時に「もっと早い時間にこれないか」とか「他にヘルパーはいないのか」などと言われましたので、昼一番の訪問に変更してもらいました。
しかしそのとき「男だったらヘルパーはいらない」と断られたそうです。
この方は私のときはこちらから話しかけないと話されないのですが、女性ヘルパーにはうるさいくらい話をされるそうです。
この件はヘルパーになる前から予想していましたし、私が利用者であっても汗臭いおじさんより、いいにおいのおねえさんの方が良いですから納得できます(笑)

2件目は初めて同行で行った、目のご不自由なごおばあさんです。
一人暮らしなので買い物の支援をします。
断りの理由は「一人暮らしの女性の家に男性が出入りすると近所の目が」というものです。
これは予想していなかった理由ですが「なるほど」と納得させられました。

このように男性ヘルパー(特に訪問介護)にはなかなか厳しい職種です。

でも、中には「足が速いので車椅子で沢山散歩が出来る」とか「人生経験が長いので話題が豊富」と喜んでいただける利用者さんもおられるので、めげずにがんばろうと思います。


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