１　不明なデバイスのIDを調べる　

　購入したパソコンにWindows11を新規にインストールした。
　ついで、パソコンメーカーが提供しているドライバーをすべてインストールした。
　その後、スタートボタンを右クリックして、表示される一覧から｢デバイスマネージャー｣を選ぶ。


　表示されたデバイスマネージャーを見ると、｢不明なデバイス｣が表示されている。

　そこで、｢不明なデバイス｣を右クリックしてプロパティを表示させる。

　｢デバイスの状態｣欄を見ると、｢このデバイスのドライバーがインストールされていません。(コード28)｣と表示されている。
　｢ドライバー｣タブを開いて、｢ドライバーの更新｣を試みるが成功しない。
　そこでドライバーの詳細を調べるため、｢詳細｣タブをクリックする。
　｢プロパティ｣の｢∨｣をクリックして、一覧から｢ハードウエアID｣を選ぶと、このデバイスの｢値｣が｢ACP\INTEC10A0｣だと表示されるので、これをコピーする。


　Webブラウザーを開き、検索欄に｢ACP\INTEC10A0｣を貼り付けて検索する。
　検索結果を見ると、どうやらこれは｢Intel Innovation Platform Framework Manager｣らしいということが分かる。

２　Intel Innovation Platform Framework Manager Driversのインストール

　｢Intel Innovation Platform Framework Manager Drivers｣で検索する。　
　検索結果から、｢Dell｣提供の｢Intel Innovation Platform Framework Driver｣を探して、クリックする。


　開いたページを下にスクロールしていくと、｢利用可能な形式｣のファイル形式などの説明の下に｢ダウンロード｣があるので、これをクリックする。


　ダウンロードが終了すると、ダウンロードフォルダにダウンロードされたファイルが表示される。


　ダウンロードされたファイル、｢Intel Innovation Platform Framework Driver｣をクリックする。
　｢ユーザーアカウント制御｣の画面が開くので、｢はい｣をクリックする。


　すると、｢Dell Update Package｣の画面になるので、｢INSTALL｣をクリックする。


　しばらく待つと、インストールが完了し、｢The update installer operation is successful｣と表示されるので、｢CLOSE｣をクリックして画面を閉じる。


　改めてデバイスマネージャーを開いてみる。｢不明なデバイス｣はなくなっている。
　｢システムデバイス｣をクリックして項目を見ると、新しく｢Intel Innovation Platform Framework Manager｣が表示されている。


　これを右クリックしてプロパティを見てみる。ドライバーが最新のものになっている。


　｢詳細｣タブを開いて、プロパティのハードウエアID見ると、｢Intel Innovation Platform Framework Manager｣の｢ハードウエアID」の値が｢ACP\INTEC10A0｣になっている。

　したがって、｢不明なデバイス｣の正体は｢Intel Innovation Platform Framework Manager｣であることが分かる。
　一般に｢不明なデバイス｣と表示されるのは、今回と同じとは限らず、他にいろいろな場合がある。
　しかし、そのハードウエアIDから、正しいものにたどり着くという手法は同じである。
　もし、デバイスマネージャーに｢不明なデバイス｣と表示されている場合には、今回紹介した方法を参考にトライしてください。
　このIntel Innovation Platform Frameworkは、上記、DELLによると、｢インテルDynamic Tuning Technology（インテルDTT）およびインテルContext Sensing Technology（インテルCST）をサポートしている。インテル・ダイナミック・チューニングは電源と温度の管理ソリューションで、ファン ノイズ、オーバーヒート、およびシステムのパフォーマンス関連の問題を解決するために使用される。｣と解説されている。